女性からの支持率が高いモテ芸人、と言えば3人組の「パンサー」。メンバーの(写真右から)尾形貴弘、向井慧、菅良太郎はNSC(吉本総合芸能学院)の卒業年度も年齢もバラバラ。偶然を装った必然的な縁に導かれ、2008年結成に至ったトリオだ。【島ぜんぶでおーきな祭/第7回沖縄国際映画祭】の会場で、近況など聞いた。(写真は筆者撮影)

写真拡大

 女性からの支持率が高いモテ芸人、と言えば3人組の「パンサー」。メンバーの尾形貴弘、菅良太郎、向井慧はNSC(吉本総合芸能学院)の卒業年度も年齢もバラバラ。偶然を装った必然的な縁に導かれ、2008年に結成に至ったトリオだ。2015年3月には、「よしもと男前ランキング」で向井が1位に輝き脚光を浴びたばかり。【島ぜんぶでおーきな祭/第7回沖縄国際映画祭】の会場で、近況など聞いた。

――【島ぜんぶでおーきな祭/第7回沖縄国際映画祭】に参加した、感想を教えてください。

 向井:沖縄の人も僕たちを知ってくれてるんだな、と伝わってくるのがうれしいです。実際に沖縄の人と触れ合える機会ですから。

 尾形:名前も呼んでくれてうれしいですが、僕だけ「尾形〜」って呼び捨て(笑)。

 菅:国際通りのレッドカーペット、盛り上がってる感じしました。国際通りの真ん中を歩けるなんて、滅多にあることじゃないですよね。いい経験させてもらいました。

 向井:今年は2回レッドカーペットを歩いたので、ちょっと恥ずかしかったです(笑)。

 尾形:おきなわ花月のステージにも経ちましたが、いい劇場でしたね。

 菅:沖縄の方が大分盛り上げてくれました。

 向井:これからは沖縄に行く機会が増えると思います。「沖縄おもろおばけ屋敷」にも行きましたが、ちょっとなめてました、怖いんです!

 尾形:でも楽しい。30分位かけて歩いてゲームもするんです。

 菅:ほんと怖かったです。2箇所くらい「は?」て思ったトコありますけどね。

 向井:菅さんは見かけと違い、むちゃくちゃ怖がりなんです(笑)。1人で歩けなかったですからね。このおばけ屋敷、怖いけど笑えますし日本全国探しても、他にはありませんね。

 尾形:僕は沖縄と縁があるんですよ。2014年に出演したドラマ、『碧の海〜LONG SUMMER〜』は、沖縄の古宇利島が舞台でしたし。最高の景色でした! 沖縄の食事も好きなので、おじさんになってから移住するのもいいですね。もうおじさんかもしれませんが。

 向井:宮城県では、故郷の観光大使をやっているのに何を言ってるんですか(笑)。

 菅:沖縄のみなさん、尾形さん移住するらしいですよ。

 尾形:沖縄が好きなので仙台は捨てようと思いましたが、やっぱり地元も好きなんだよな。一年の半分ずつ、両方で暮らしたいです。俳優としての目標はドラマに出ましたので、いずれはフィルムですね。沖縄の映画祭で、主役としてレッドカーペットを歩くのが僕の夢です。出演オファーはその後1つも来ていませんけど。

 向井:そうでしょうね(笑)。

――パンサーさんと言えば、先輩がうらやましがるほどのモテ芸人トリオですよね。

 向井:実はモテてないので、難しいところですよね。

 尾形:モテたいけど、モテてないんだよな。モテたい気持ちは半端ないですけどね。

 菅:何を持ってモテるかですよね。プライベートで一番モテてるのは、間違いなく僕なんですよ。

 向井:菅さんは友達多いですからね。社交性が一番強い。

 菅:がっつかない、っていうのも関係していると思います。一夜できめようとするのは、芸人の悪い癖だと思うんです。もちろんそんな事を考えない、芸人も男性もいっぱいいるでしょうけど。どうやって付き合うのかというワードを出さずに、どう大人の関係まで持っていくかという戦いですよね。

 尾形:俺は初日でも付き合わなきゃダメって言われたら、OKしちゃうタイプ。

 向井:一番良くないタイプ(笑)。僕は最近モテようという意欲がちょっと減ってきているかもしれない。男3人、ルームシェアで同居しているので、男同士で集まって語ったりするのが楽しいんですよね。

――最近個人では、どんなことを頑張っていますか?

 尾形:モテるために若作り。もう37ですから、白髪が増えてきて染めたりとか眉毛整えたりとか。

 向井:トイレ行くのも、老人の回数になってきましたよ(笑)。確かに若づくりはしてほしいですね。僕は空いた時間を上手く使おうとしてます。仕事だけになっちゃってるんで、車出してどこか行ったりとか最近そういう機会が増えました。仕事して家帰って寝ての繰り返しで何にもなくて。ちょっと時間が空いたら、何かしようと頑張ってます!

 菅:頑張ってないことが1つもない。だからその質問は困っちゃいますね。プライベートに仕事、すべてにおいて頑張っています。

 向井:そういうタイプに見えませんけど(笑)。

 菅:見えなくするのも、頑張ってることですから。ポーカーフェイスで。

――ではパンサーとして、頑張りたいことは?

 尾形:冠番組を持ちたいですね。そしていっぱい稼ぎたいです!

 向井:3人で頑張るしかないですね(笑)。東京では毎月トークライブやってます。

 3人:みなさん、ぜひライブを見に来てください! (取材・文責:饒波貴子)(写真は筆者撮影)