【ファンキー通信】携帯電話にシイタケが生えた!?
 ジメジメとうっとうしい梅雨の季節が、今年も近づいてきた。カビも発生しやすいので、注意しないと。そういえば、俺の携帯どこ行ったっけ? 電話もメールも来ないから、放置してたんだよな・・・。あった、あった。ん、なんだこれ!? え〜、携帯電話にシイタケが生えている〜!!!

 な〜んつって。実はこれ(※写真参照)、本物のシイタケを使ったストラップなのだ。

 岡山県津山市でキノコ園を営んでいる本松さんは、冬から春にかけて自ら収穫した乾燥シイタケを加工して、携帯ストラップを作ってしまったのだ。そして、冗談半分に地元で売り始めたが、クチコミで広がり、あっという間に人気に火がついたとか。

 使用しているシイタケは、料亭などで食されているという「どんこ椎茸」と呼ばれる高級品種。濃厚な味で、見た目も肉厚なのが特徴だ。(だから、携帯電話にも映える!?)。さらに、樹齢40年〜60年の厳選された槇の木を使用し、原木栽培されたシイタケのみを使った天然ものだ。

 中でも、ストラップに適するような小さくて、かつ肉厚なものだけをセレクトするこだわりようだ。そのため使用するのは収穫量の1%以下と、数も少なくかなりレアなアイテム。

 でも、ぶら下げているうちに取れてしまわないの? と心配になるが、金具が簡単に抜けないように、ボンドを付けたネジで固定しているので、頑丈なんだとか。肝心のシイタケも大きさや堅さなどを厳選し、日持ちがするようにニスを塗ってある。(ただし、乾燥シイタケなので、水は厳禁)。

 ストラップなんて、めちゃめちゃ種類があるし、たいがいのモノではもう驚かない。でも、さすがにこの天然のシイタケストラップには、誰しも目を丸くするのでは? 目立ちたい人は、ぜひどうぞ。ただし、お腹が空いたからといって、非常食には使えないので、ご注意を。(文/verb)