原子力安全・保安院が福島原発事故の直後に炉心溶融を予測する計算をしていたことが、半年も経った9月2日になって報じられています。「全電源を喪失すると1号機は15時間22分、2、3号機は8時間35分で炉心溶融する」という全面溶融までの非常に粗っぽい推計です。この情報すら官邸にきちんと説明せず、活用しなかった点が非難されています。保安院は「現実的な予測でなかったから」としていますが、現実的な予測をすればいい