朝起きてからの15分間、まず何をしますか?

コーヒーを淹れる、トイレにこもる、二度寝する、シャワーを浴びる…などなど色々とありますが、実に世界で75%もの人が行っていることが何か想像できますか?

 

もはや生活に必須!?世界的に高まるスマホ依存

Toluna社が実施した調査*によれば、寝起きで実に7割以上もの人がスマホをチェックしているそうです。実際にスマートフォンを使っている人がどのくらいの頻度でスマホをチェックするか集計した結果を見てみると…

・朝起きてから15分以内にスマートフォンをチェックする…75%
・夜寝る前の15分にスマートフォンをチェックする…70%
・深夜に起きてしまった時にスマートフォンをチェックする…30%

*出典:Toluna社による調査(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、シンガポール)2014年8月

えっ、高っ!そんなに依存してるの!?

まあでも確かに、電車に乗ると座ってる人全員がスマホをいじってたりしますしね…。

この数値は世界全体でのものだそうですが、寝起きで7割以上の人がスマホをチェックするとは、もはや生活の一部と言っても過言ではないほど。

ではこんなにもスマホに依存して、何をチェックしているのでしょうか?

日本人は人づきあいが苦手?世界とは異なる、日本人のスマホの楽しみ方

2014年10月、シマンテックが世界9カ国(アメリカ、日本、オーストラリア、イギリス、ドイツ、ブラジル、スペイン、イタリア、カナダ)のスマートフォン所有者6,291名に対し、アンケート調査を実施しました。

日本人はスマホの連絡先情報を世界で最も危険にさらしていることが明らかに - シマンテック調査

そこで各国ごとに、スマホの利用目的を調査した結果を集計したグラフを見てみましょう。


すると…世界的には「家族や友人とのやり取り」がダントツで1位なのに対し、日本人は「ニュースチェック」「ゲーム」「動画再生」が上位に。

つまり世界的にはスマホはコミュニケーションツールであるのに対し、日本人にとっては娯楽機器という色合いが強いようです。

これは世界的に見るとやや奥手な日本人の人柄に加えて、労働時間の長さ(コミュニケーションに費やす時間の少なさ)が影響しているのかもしれませんね。

日本人はウイルスや情報漏えいの意識は高い、しかし…?


スマホのウイルス感染への懸念に関しては、日本人は世界に比べて6ポイント高いという結果に。


そして日本人は突出して、連絡先情報が漏れることを懸念しているという結果も。日本が世界に比べて16ポイントも高いのは、人に迷惑をかけるのを嫌う日本人ならではかもしれません。

この結果だけ見ると、日本人はセキュリティ意識が世界的にも高いように見えます。ところが…次の集計結果では、日本人の恐ろしい実態が明らかになっていました。

日本は世界に比べて、簡単に連絡先情報を提供してしまう実態が明らかに


それがこちらのグラフ。…なんと日本人は、世界に比べて、無料アプリに簡単に連絡先情報を提供してしまうことが明らかに。

って、日本人は最も連絡先情報が漏れることを懸念しているって結果だったのに、懸念している気持ちだけで、実態はダダ漏れの可能性も!?恐ろしすぎる…!


またアプリをダウンロードする際に気を付けている項目においても、個人情報のアクセスへの注意はわずか27%。世界と比べると4ポイント高いとはいえ、とても褒められた数値ではありません。

連絡先情報をアプリに提供する危険性


ちなみにアプリのインストールの際、こうして連絡先へのアクセス確認が出ているのを意識しているでしょうか。そして、連絡先情報を提供してしまうとどうなるのでしょうか。

たとえば多くのソーシャルメディアアプリでは、アプリのユーザーがスマホに登録されている電話番号やメールアドレスから友達を見つけられるように、連絡先情報にアクセスします。このように、アプリのユーザーのメリットを考えて情報にアクセスする場合もあります。

ところが悪意のあるアプリの場合、連絡先情報を全て収集し、名簿業者へ売却したり、詐欺などに利用したり…なんて可能性も。それが自分だけで済むのならにならまだしも、登録していた友達や知り合いに被害が及ぶとなると、大問題です。

スマホの連絡先情報は、名前、電話番号、メールアドレス、さらには住所や誕生日、SNSのIDなどまで記録されている、個人情報の宝庫。

これが見ず知らずの他人に丸見えになっていたら…考えただけでもゾッとしてしまいますね。

不正アプリを見抜くことのむずかしさ

では、どのアプリにならアクセスを許可していいのか…というと、難しいところです。

例えば、電卓アプリや乗り換え検索アプリなどで連絡先情報を求められたら、「何に使うの?怪しいな」と感じることはできるかもしれません。

ですが、メッセンジャーアプリやソーシャルゲームなど、連絡先が必要そうに見えるアプリで求められたら…それが有効利用されるのか悪用されるのかは、個人ではまず正しい判断はできません。

レビューを見て判断するという手もありますが、普通の人が不正な動作を見抜くのは難しく、危険性が必ずしも書かれているとも限りません。

ちなみに許可すると危険なのは、連絡先だけではありません。例えば…

ブックマークへのアクセス:お気に入りに登録しているオンラインバンキングやショッピングサイトのアドレスが、気づかないうちにフィッシングサイトのアドレスに書き換えられる可能性。
カメラ・マイクへのアクセス:知らぬ間にマイクやカメラが起動し、盗撮、盗聴される可能性。

などなど、もう疑えばきりがありません。

だからと言って、スマホに全くアプリを入れずに使う…なんて対策では、せっかくのスマホの良さも台無しです。

不正、プライバシー侵害アプリは800万以上…スマホにもセキュリティが必要な時代に

ちなみにシマンテックの調査によると、スマホ用のアプリの中には実に300万もの不正アプリ、そして800万以上ものプライバシー侵害アプリが存在するそうです。…って多すぎるでしょいくらなんでも!

ちなみにこの調査を行ったシマンテックでは、GooglePlayを始めとするあらゆるマーケットのアプリを、日夜検証し、危険性を調査。同社のノートン™ モバイルセキュリティを利用すれば、危険なアプリをインストール前に警告、またインストール後でもアプリの安全性を自動でスキャンし、不正アプリから防御してくれるそうですよ。

ただでさえ新サービスやアプリがたくさん誕生しているスマホで、1つ1つきちんと検証するなんて、個人レベルではまず無理な話。

友人や知人に迷惑をかけないためにも、Windowsパソコン、Macだけでなく、スマホにもしっかりとしたセキュリティ対策は欠かせないようです。

日本人はスマホの連絡先情報を世界で最も危険にさらしていることが明らかに - シマンテック調査

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