チーロ・インモービレはドイツでの、ボルシア・ドルトムントでの新たな経験で困難にある。残念ながら、それは疑いない。この10日は風邪にも苦しめられ、特に精神的に弱っている。その体調不良によって、24日に行われるユヴェントスとのチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグを欠場する恐れもある状態だ。

つまり、インモービレはドルトムントで素晴らしい日々を過ごしているわけではない。これまで公式戦では8ゴール。そのうちCLで4得点、ブンデスリーガでは3得点だ。1850万ユーロ(約25億円)で加入した選手にとっては、少なすぎる数字である。

インモービレはロベルト・レヴァンドフスキの代わりとしてドルトムントに加わった。レヴァンドフスキもドルトムントでの1年目は、リーグ戦33試合で7ゴールだ。インモービレは『SportWeek』でこう話している。

「人は覚えていたいことを覚えているものだ。そしてそれは、ほぼ常に直近のことなんだよ。レヴァンドフスキはその1年目以降、ゴールを決め、多くの勝利を手にし、良い思い出を残した。僕に同じチャンスが与えられるかどうかは分からない」

インモービレはドイツやドイツ人の印象について、次のように述べている。

「彼らは冷たい。どうしようもないさ。ここに来て8カ月だけど、チームメートから自宅での夕食に招かれたことは一度もなかった」

「『Bild』は僕をめった打ちにする。おそらく、ミュンヘンの新聞だからだ。ドルトムントを叩くチャンスは逃さないんだよ」

ユルゲン・クロップ監督との関係は、このようにコメントした。

「ここで言われていることは事実じゃない。僕の助けにならないね。監督は僕にたくさん話してくれるし、励ましてくれる。(チームの状況に)僕と一緒に苦しんでいるよ」

ドルトムントは降格圏に転落していた。

「ワールドカップで勝ってから、少し気を抜きすぎてしまった人がいるんだ。問題は、練習でやっている良いことを試合でなかなかできていないことだよ。もちろん、チームの問題は僕が溶け込むのをより難しくさせている」

だが、失敗と言うには早すぎるとも述べた。

「僕は一つの道を選んだ。それを最後まで進みたい。過去に戻っても、同じ選択をする。自分はボルシア・ドルトムントにふさわしいと感じているよ」