世界フィギュアスケート選手権ショートプログラム(SP)で世界歴代最高得点をマークした浅田真央について、韓国メディアが「日本での開催だから」、「キム・ヨナがいなかったから」、「スポンサーのうち10社以上が日本だったから」などと報じたことに、中国のファンから抗議の声があがっている。(イメージ写真提供:123RF)

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 世界フィギュアスケート選手権ショートプログラム(SP)で世界歴代最高得点をマークした浅田真央について、韓国メディアが「日本での開催だから」、「キム・ヨナがいなかったから」、「スポンサーのうち10社以上が日本だったから」などと報じたことに、中国のファンから抗議の声があがっている。

 中国の騰訊体育によれば、韓国メディアは浅田が世界歴代最高得点をマークしたことについて「キム・ヨナの鉄壁とも言える得点を更新した」などと報じる一方で、「日本で開催された大会であることを忘れてはならない」、「“常に2位”という影から抜けだした」などと皮肉を込めることを忘れなかった。騰訊体育はキム・ヨナの記録が更新されたことについて、「韓国メディアは嫉妬や羨望、恨みなどを示した」と報じている。

 中国にも浅田のファンは多く存在するが、韓国メディアの皮肉あふれる報道は中国のファンたちを怒らせたようだ。

 中国の簡易投稿サイト微博での反応を見てみると、「韓国メディアはなんて恥知らずなんだろうか!」、「これは許すことができない。浅田真央が涙した時は本当に感動したのに、韓国メディアは心が狭すぎだ!」など、韓国メディアの報道を批判するコメントが続々と寄せられた。

 日本と比較したコメントもあり、「日本には浅田真央がいるが、わが国の李子君に対しても好意的な反応を見せる。でもキム・ヨナがいる韓国は、自国選手以外には賛辞を送らず、ライバルについて少しも良い所を語ろうとしない。これがいわゆる国民性というものか」と、やはり韓国の姿勢を非難している。確かに日本ではソチ五輪に出場した中国の李子君が「かわいい」などと評判になり、李子君を応援する日本人も多かった。

 微博に寄せられたコメントを見る限りでは、韓国メディアに比べて中国人ネットユーザーたちは非常に冷静であると同時に、中国でいかに浅田が支持されているのかがよく分かった。(編集担当:畠山栄)(イメージ写真提供:123RF)