(C)2012 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION and DREAMWORKS II DISTRIBUTION CO., LLC
 2012年12月に行われた衆院選が戦後最低の投票率を記録する一方で、「選挙」を国政に勝るとも劣らない国民の関心事へと変えたAKB48。今や誰もが認める“国民的アイコン”の総監督を務める高橋みなみは、「総理大臣よりはるかに強いリーダーシップがある」と田原総一朗がまさかの“推しメン”を公言。秋元康も「本当に政治家になるべきだと思う。」と後押しし、安倍晋三首相率いる自民党が4年後の衆院選に向け、極秘で出馬計画が進めているとの噂も…。“好感度”が重要視されるCMでは、2012年度のCM起用社数なんと18社。新社会人が選ぶ「理想の上司」女性部門では、トップ10位内をベテランのアラフォー世代が占める中、若干21歳にして選出されるほどの支持を集めている。なぜ彼女はここまで世間に“愛される”のだろうか?

 「“愛され術(テク)”を極める者は、世界を味方にする」と言っても過言ではない。その最たる例が史上“最も愛された大統領”として後世に名を残す第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンだ。2009年に史上初の黒人大統領として第44代大統領に就任したバラク・オバマは、リンカーンがいなければ誕生しなかっただろう。弁護士時代の彼は、誠実で公平性を重んじる仕事ぶりから「正直者エイブ」と呼ばれ、その愛称は終世まで変わることなく親しみを込めて用いられた。建国から150年間の歴史に名を残す4人の大統領の一人としてラシュモア山に彫られた巨大な彫像、ワシントンDCにあるリンカーン記念館の坐像には、今もなお多くの観光客で溢れ、如何に偉大で敬愛されるアイコンであるかを物語っている。

 そして、このアメリカ史上“最も愛された大統領”を題材に、あの巨匠スティーブン・スピルバーグが極上の感動ドラマを完成させた。いよいよ4月19日(金)より公開を迎える映画『リンカーン』では、《奴隷解放》に関する憲法修正案可決を巡る《世界を変えた28日間》に焦点を当て、現代にも通じるリンカーンの“リーダーの資質”と、政治家として、そして家庭人としての“知られざる真実”が初めて明かされる。全米では興行収入1億8000万ドル突破のビッグヒットを遂げ、先ごろ発表された第85回アカデミー賞でダニエル・デイ=ルイスが見事史上初となる3度目の主演男優賞を獲得。オバマ大統領や米上院議員も全員観賞するなど、“感動の輪”は世代や地位、そして人種を越えて世界中に広がっているのだ。

 舞台は、南北戦争が4年目に突入した1865年1月。《奴隷解放》のため憲法修正案を議会に提出するリンカーンだが、敵対する民主党だけでなく、身内の共和党内にも戦争終結のため和平交渉を望む声があり、可決は誰もが不可能と考えていた。困難な状況下でも的確かつ冷静沈着な判断で、リンカーンは共和党内をまとめ上げ、民主党議員の切り崩しにかかる。政党の方針に逆らえば自らの立場を危うくすることは明らかだが、そんな相手に対してリンカーンは、時には優しくユーモア溢れる例え話を語りかけ、時には口調を荒げて熱弁を振るい、敵を味方に変えていく。自分を殺して、相手に合わせるだけでは、ただの“いい人”止まりだが、リンカーンは自分の理想を貫くためには様々な策も厭わず、孤立や誤解を恐れない。故に皆、彼の人間味溢れるキャラクターに魅了されていく。

 現代のリーダーとして高い評価を受ける高橋みなみもまた、リンカーンと同様に己の感情を隠さず本音でぶつかり、チームのことを常に考え、何事も行動で示すことで有名だ。チームに投げかける力強い率直な言葉や、バラエティ番組で見せる愛嬌ある姿も視聴者の心を掴んで離さないのだろう。デートや合コンの勝負服に限らず、円満な家庭を築くための夫婦関係、仕事の取引先との商談やメールマナー、はたまたFacebookの「いいね!」数や、Twitterのフォロワー数など、日常のありとあらゆる場面で“好感度”が問われる現代人。自らの理想と終わりの見えない戦争との狭間での、“最も愛された大統領”リンカーン物語は、今を生きるすべての人にとって、きっと明日を生き抜くヒントとなることだろう。

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『リンカーン』4月19日(金)TOHO シネマズ日劇他全国公開!
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20世紀フォックス映画 配給
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