30日にユヴェントス戦を控えるインテル。DF長友佑都やMFズドラフコ・クズマノビッチ、MFリカルド・アルバレスらが起用できない、あるいは出場が微妙な状態の中で、MFフレディ・グアリンとMFアルバロ・ペレイラ、MFワルテル・ガルガノの3選手もその「リスト」に加わった。

サンプドリア戦が延期となり、代表ウィークを挟んだため、インテルは長く「活動休止」状態だった。そして迎えるユヴェントス戦だが、理想的なコンディションにないのは明らかだ。アンドレア・ストラマッチョーニ監督の選択肢は、かなり限られている。

トリノでの対戦で、指揮官はグアリンをベンチスタートとし、試合途中に戦術的武器として起用することができた。だが30日の試合でグアリンが出場できるかどうかは、コンディション次第のところが大きい。

前回の対戦から一周し、3バックが繰り返されることはないだろう。トップ下の候補であるグアリンとアルバレスの双方を起用できない状態にならない限り、4-3-1-2でスタートすると見られる。2トップはFWロドリゴ・パラシオとFWアントニオ・カッサーノだ。守備陣ではDFフアンが出場停止。左サイドにはDFクリスティアン・キヴが入るかもしれない。

メンバーに関しては、29日の最終練習後に決定されるだろう。一方でインテルに期待を抱かせるデータと言えるのが、直接対決での数字だ。上位7チームとの直接対決だけで言えば、インテルは9試合で勝ち点14を手にしている。これは、同じく9試合消化のユヴェントスを2ポイント上回るものだ。

直接対決はインテルの「得意技」なのだ。この上位対決でインテルを上回っているのは、8試合消化で勝ち点13のローマだけである。