実は政治家にもイケメンは数多い。

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思うのだが、最近はイケメンが増えてきているような気がする。
例えば、お笑い芸人。いつの時代からか、ファッショナブルで男前な人材で溢れる世界となってしまった。
例えば、スポーツ選手。オリンピックにしろプロ野球にしろJリーグにしろ、「どこのジャニーズだよ!?」と尋ねたくなるような存在でいっぱいに。
何がどうなって、こうなったのか。いや、人に見られる立場なのだから、イケメンに越したことはないのだろうけど。

そして、この存在も忘れちゃいけない。「政治家」。ぶっちゃけ、イケメンが多いとは感じていなかった。何しろ、メディアでよく目にする先生方の年齢層が高いのだ。50代なのに“若手”と自称していたりで、その辺からして我々とは感性が違いすぎる。
……いや、実はいるみたいなんです。それなりに若く、マスクも凛々しい政治家さんたちが。その辺りの情報を網羅しているのは、こちら。昨年12月より廣済堂出版から発売されているのは、その名も『イケメン政治家名鑑』である。

まぁ、大胆なコンセプトの一冊だと思う。ではまず初めに、このような書籍を製作したきっかけを伺ってみよう。
「2点あります。1点目は『政治にあまり関心のない世代の女性に、興味を持ってもらいたい』と考えたため。2点目は『日本人女性はイケメン好きで、知的でハンサムな政治家を集めたい』と考えたからです」(同社・担当者)
確かに、興味を持つきっかけとして“容姿の美しさ”は挙げられるだろう。眉をひそめる人もいるかもしれないが、興味を持ってもらえるならば結果オーライじゃないですか。
あと、“イケメン好きが”女性に多いのは言わずもがな。男の私だって、どちらかと言えば“イケメン好き”だし。

ただ、フォーカスが当てられているのはルックスだけではない。同書には36名の政治家が紹介されており、彼らの政治方針や政治家を志したきっかけ、今までの半生などもしっかりと記されている。
そして当然、イケメンたちのパーソナリティも気になる。信用できるのかどうか。共感できる部分があるのか。
その辺、ザッと見てみると、中には見逃せないカミングアウトもありまして……。例えば、津村啓介議員がハマっているのは「ももいろクローバーZ」だそう。「秘書がカラオケで歌ってくれたことがきっかけです。一生懸命に歌い踊る姿は素晴らしい! 5人とも性格がいいんです。箱推しです」と、赤裸々に語ってくれている。
また鈴木秀成議員は、マツコ・デラックスへのリスペクトを声高らかに表明。「マツコさんの独特な価値観や感性による発言は印象的です。私もマツコさんのように人の心を掴む会話ができるようになりたいと素直に思います」と、その思いはあまりにも真っ直ぐだ。

そして要注目は、あまりにもなページが割けられているグラビア群だろうか。政治家にとってのユニフォームであるスーツ姿はもちろん、明らかにスタイリストを起用しているであろうカジュアルスタイルでのピンナップも盛りだくさん。ストールを巻いちゃったり、ポケットに手を突っ込んじゃったり、ギターを抱えちゃったり、「メンズクラブを読んでいるんだっけ?」と勘違いを起こしそうになるほどのイケメンっぷりである。
あまりに眩しくて、クラクラしてきたよ……。

ところで、このイケメンたちはどのように発掘されたのだろうか? 何せ、衆議院や参議院のみならず、都議会や全国の市議会も網羅した中での36名なのだ。砂金のような確率じゃないですか……。
「ホームページなどからお写真をピックアップし、まずは発掘隊の方で100名ほど選びました。そこからは、一般主婦により36名を選定しております」(担当者)
やはり、頼りになるのは主婦による意見。その審美眼を信頼しましょうか。

……という流れで集結した、イケメン政治家たち。ただ、我々が政治家に期待しているのは容姿の良さだけではない。そりゃもう、当然なんだけど。
「東北を襲った未曾有の大震災、原発事故、そして国境問題……。今、重大な転換期にある日本が求めるのは、真っ直ぐでフレッシュな政治家です」(担当者)
そんな人材がこの名鑑には集まっている……と、信じたい。
(寺西ジャジューカ)

関連リンク
■ 「廣済堂出版」ホームページ
■ Amazon.co.jp: イケメン政治家名鑑: イケメン政治家発掘隊