イタリア・ボローニャで開催されたアマチュアカート世界一決定戦『RED BULL KART FIGHT（レッドブル カートファイト』で、日本代表ドライバーの澤田真治くん（13歳）が見事優勝を飾りました!



今回の決勝大会に参加したのはイギリス、イタリア、クウェート、ロシア、台湾、アメリカ、メキシコ、ブラジルなどなど、20ヵ国から集結したファイナリスト達。


並みいる強豪を押しのけポールポジションを獲得した澤田くんは、決勝レーススタート後も首位をキープします。しかし、その背後一秒以内に常に最大のライバルであるロシア代表が迫るスリリングな展開に。



28周で競われる決勝レース。ドラマはその最終ラップに起こりました!


ゴールまで残す所あと300〜400mばかりのバックストレートでロシア選手に首位を奪われてしまいます。しかし、その後のテクニカルセクションで相手のテールにくらいつき、なんと最終コーナーの飛び込みで横並びに！そして澤田くんは10歳も歳の離れたライバルに競り勝ちトップでチェッカーフラッグを通過。見事『世界一のアマチュアカートドライバー』の称号を獲得しました!



表彰台では元F1ドライバーのデビッド・クルサードやWRC王者のセバスチャン・ローブなどなど、世界最高峰のドライバーから祝福された澤田くん。「うれしくて言葉になりません。でも、まずは日本に帰ってお味噌汁とご飯が食べたいです(笑)」とその喜びを語ってくれました。ちなみに気になる優勝賞品は、2013年F1モナコ・グランプリのスペシャルゲスト観戦なのだとか。


世界で開催された『レッドブル カートファイト』の総参加人数は1万人近くにもなるとのことです。その頂点を極め、勝利の美酒（未成年なのでジュースでした）に酔いしれた澤田くん。表彰台直後に日本のテレビ局から「将来の目標は？」と質問されると「もちろんF1ドライバーです。いつかはレッドブル レーシングのマシンに乗りたいですね」と応えていました。


澤田真治、13歳。今から10年後、彼の名がF1の舞台で轟いていてくれることを期待せずにはいられません！


（クリッカー編集部）