29日に午後練習を行ったフィオレンティーナは、負傷者が続出している。MFアデム・リャイッチは屈筋の損傷に苦しんでおり、慎重を期す必要がある。約20日間の離脱となるだろう。MFアルベルト・アクイラーニは来週半ばのチーム練習復帰を目指してリハビリを続けている。

さらに、FWステファン・ヨベティッチもまだ万全ではなく、別トレーニングを続けている。12月2日のサンプドリア戦で復帰するのは難しいだろう。トリノ戦で頭部を殴打したFWルカ・トーニは、これから大事な診断を受けることとなる。だが、トーニもサンプドリア戦での復帰は難しいだろう。

一方、ユヴェントスに勝ち点6差のラツィオ。FWミロスラフ・クローゼは、フランス『Topmercato.com』のインタビューで、「スクデット? まだそういうことを話すには早すぎるけど、僕らは自分たちがタレントあるチームだと自覚している。どこが相手でも勝つことができる、とね」と話した。同選手は次のように続けている。

「今年の僕らはとてもうまくスタートした。でも、地に足をつけておかなければいけない。リーグ戦はまだまだ長いんだ。でも僕は、目標は少なくともチャンピオンズリーグ出場権獲得にしなければいけないと思っている」

8ゴールでセリエA得点ランク2位につけているクローゼだが、ゴールへのこだわりはないという。

「僕の目標は、試合に勝つためにできるだけ多くのゴールを決め、チームを助けることだ。ラツィオでトロフィーを勝ち取りたい。そのためにここへ来たし、それがメインの目標であることは変わらないよ。その上で、得点王になれたらさらに素晴らしいね。でも、それにとらわれてはいない。イタリアにはほかにも優れたストライカーたちがいる。どうなるか、見てみようよ」

クローゼはイタリアでの経験について、次のように話している。

「すごくスピーディーに馴染むことができた。何よりも、加入したときにすごく助けてもらえたからだ。すぐに家のように感じることができた。ローマの街もチームもね。これ以上のクラブに行くことはできなかっただろう」

「ラツィオは欧州のビッグクラブであり、欧州のエリートに戻りたいと願っている。このプロジェクトに僕はすごく興奮しているんだ。すべてが素晴らしく進んでいるし、本当に文句なしだよ。次はトロフィーを勝ち取る助けになりたいね!」