アイドルや女優のトレンドのひとつである巨乳。芸能界にはおよそ10年周期で「巨乳ブーム」がやってきているが、このブームと景気の間には密接な関係があるという。

 どういうことか、さっそく巨乳ブームと景気の相関関係を見ていこう。まず、日本における第一次巨乳ブームは、第2次オイルショックの翌年、未曾有の好景気の始まりともいえる1980年にやってきた。河合奈保子のデビューや宮崎美子が脚光を浴びたこの年を、おっぱい評論家の杜(もり)哲哉氏は“巨乳元年”と位置づける。

「1980年というのは、アイドル界にとってエポックメイキングな年といえます。というのも、それ以前は『神聖なアイドルに巨乳はあっちゃいけないもの』という認識だったんです。例えば、当時の某アイドルは巨乳を隠すために胸にサラシを巻いていたといわれています。かの榊原郁恵さんでさえ、バストはあまり露出しない傾向にありました。それがこの80年以降は、アイドルの巨乳が一気に世に放たれたのです」

 巨乳が市民権を獲得した80年から、日本経済は成長の一途をたどる。86年にはバブル景気がスタートし、ピークとなった1989年には第二次巨乳ブームがやってきた。かとうれいこが第16代クラリオンガールに選ばれ、かたやAV界では松坂季実子がデビュー。実は「巨乳」という言葉が一般化したのも、この年である。

 そして小泉内閣が発足した2001年から2002年には、井上和香、松金洋子、夏目理緒、根本はるみら、そうそうたる爆乳グラドルが続々とデビューし、第三次巨乳ブームがやってきた。同時に、08年まで続く「いざなみ景気」がスタートしたのもこの年である。

 本誌ボイン学園のハマノ理事長によると、「巨乳ブーム=好景気」の相関関係があるとのこと。ということは、ブームが終わると景気も悪くなるのだろうか?

「91年にバブルが崩壊。と同時に、牧瀬里穂、宮沢りえ、観月ありさという『3M(スリーエム』の時代がやってきたのである」(ハマノ理事長)

「96年に広末涼子さんがトップアイドルの座に就くと、金融ビッグバンが……」(前出・杜氏)

 確かに、第三次巨乳ブームの2000年代に目を移しても、南明奈がブレイクした2007年にはサブプライム住宅ローン危機、そして翌年にはリーマン・ショックが発生して、いざなみ景気は終わりを告げた。

 ハマノ理事長によると、美乳・微乳ブームが不景気を呼ぶのではなく、「巨乳ブームは好景気の前兆なのであ〜る!」とのこと。つまり巨乳ブームが来ると好景気が始まり、不景気にさしかかると巨乳ブームも終わるということらしい。

 例によって“巨乳評論家”たちの分析なので鵜呑みにはできないが、経済界の人たちは株の動きだけでなく、女性の胸にも目を光らせる必要がありそうだ。

(週刊プレイボーイ23号「景気と巨乳の相対性理論。この夏から景気は良くなる!!」より)

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