監督を務めるとみられているジャスティン・リン
 - Charley Gallay / Getty Images

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 人気マンガ「子連れ狼」の映画化権をKamala Filmが獲得したとDeadline.comが報じている。昨年に映画化企画が進行していると報じられたとき同様、映画『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リンが監督を務めるとされている。

 かつて若山富三郎さんや萬屋錦之介さん主演で映像化された「子連れ狼」は、妻を失った剣の達人・拝一刀と息子・大五郎を描いた時代もので、原作を小池一夫さん、作画を小島剛夕さんが手掛けているマンガ。北米では「ローン・ウルフ・アンド・カブ / Lone Wolf and Cub」というタイトルで出版されており、海外でも日本に劣らぬ人気を誇っている。

 今回の映画化はKamala Filmと、ゲーム「スペースインベーダー」の映画化を企画している1212 Entertainmentの共同製作となる予定。脚本を手掛けるのは、デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ。『ブレードランナー』といったSF映画の一方で、クリント・イーストウッド監督の『許されざる者』の脚本を担当しており、アカデミー賞にもノミネートされたことのある脚本家だ。

 脚本については、デヴィッドと『12モンキーズ』でタッグを組んだジャネット・ピープルズも参加。リン監督はこの二人との仕事を熱望していたとのことで、「彼らと『子連れ狼』の組み合わせは最高ですし、わたしもそこに参加できるのが待ち遠しいです」とコメント。映画化に向け、本格的な製作体制が整ったことを明かしている。(編集部・福田麗)