今日の大阪は寒かった。雪が、キンと指すような冷たい風に煽られて、なかなかアスファルトまでたどり着かないほど。

ドーハは暑かったのだろうか?清武が代表でまたケガをした。そのまま帰国する予定だという。

清武のケガと聞くと、いつも思い出すシーンがある。2年前のナビスコカップ、西京極での試合だ。(その時の記事はこちら)

あの時清武は、倒れ込みながら、ピッチに拳を立てた。痛みに耐えているというより、湧き出る悔しさを隠し切れないという様子だった。そこで、清武の性格がよくわかった気がした。


清武のいいところは自分が無いところ。相手をうまく立てるから、誰とでもコンビネーションが合う。代表にあっという間に定着したのも、この相手に合わせる性格が大きい。

その反面、時々自分を大事にしていないと感じる時がある。

例え体力的にキツくても、痛い辛いを言わない。それは日本人としては美談になるのかもしれないが、個人的にはあまりいい気分にはなれない。

もし我が子が体を潰すようにして働いていたら、どんな気持ちになるだろう?子供がいない人ならば、かつてセレッソの背番号8を背負った二人が、傷だらけになりながら走り続けた様子を思い出してほしい。シンジやモリシに、倒れるまで頑張れと思っただろうか?


別に怠け者になれ、というわけではない。うまく自己管理ができるようになり、ケガをせずに活躍し続けることができるならば、その術を身につけてほしいんだ。

俺たちセレッソサポーターと清武の間に残っている時間は、多分もうあまりない。その残り時間を少しでも幸せに過ごせるように。そう思っているだけだ。

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