フランスのリーグアン、ディジョンに所属する日本代表MF松井大輔が、ポーランドのレギア・ワルシャワへの移籍を断念する意向だとポーランド紙の『Legionisci.com』が報じている。

 昨年の7月にディジョンへ移籍後、左足首の負傷により長期離脱した影響でチーム構想から外れ、試合に出られない日が続いていた松井だが、先日までポーランドの強豪レギア・ワルシャワにテスト参加していた。

 レギア・ワルシャワは松井を欲しかったようだが、監督はストライカー不足により、キプロスの攻撃的プレイヤーも試したかったようで、今回の移籍市場での予算では2名の選手を迎えることはできず、松井の優先度が下がったことが交渉決裂の要因だとしている。

 欧州経済が冷え込む状況の中で、松井の高額な年俸が移籍へのネックになったようだ。松井は今後、ディジョンに残留するのか、移籍するのか、欧州リーグの移籍市場も終盤に入ったことで、松井の動きにも注目が集まる。