2011年9月28日、全米各地でMLBレギュラーシーズン最終戦が行われる中、マリナーズのイチローは、アスレチックス戦に1番・右翼で先発出場。3打数ノーヒット、1四球、1三振の成績だった。この結果、今季は184安打にとどまり、11年連続の200安打達成はならなかった。

イチローは愛工大名電高校卒業後、ドラフト4位でオリックスへ入団。1994年に当時の日本プロ野球記録である210安打を達成。2001年からはアメリカに渡り、シアトルマリナーズで活躍。2004年にはメジャーリーグのシーズン歴代最多安打記録262本を樹立している。

メジャーデビューから10年続いた前人未到の記録であったが、ついに途絶えた。それでも試合後には「なぜか晴れやかな気持ちですね。200に区切りがついた。続けることに対してね。ようやく続けるということに追われることがなくなったので、ちょっとホッとしていますね」と心境を口にした。

なお、イチローが所属するマリナーズには、ソフトバンク・川崎宗則の入団が確実視されており、また、ダルビッシュ有のテキサス・レンジャーズ入りが決まれば、マリナーズと同じアメリカンリーグ西部地区となる。大記録の更新こそ途絶えたものの、来季もイチローの周辺は話題の絶えない年となりそうだ。

[今年話題のニュース・プレイバック一覧へ]

■関連リンク

イチロー 11年連続200本安打ならず

『11年連続200本安打』大ピンチ! 世代交代でイチローがスタメン落ちも…

イチローの名前がないゴールドグラブ|2011年MLBペナントレース

イチロー、38歳からの巻き返しは期待大