【コミック】「クラダルマ―斎女伝説」を読む。

「輪るピングドラム」との関係は?

（画像:amazon.co.jpより）
©柴田昌弘／少年画報社

「クラダルマ」は柴田昌弘先生原作のちょっとエッチな怪奇ロマンホラーです。

本作のヒロインである美少女の名前は由麻。いにしえより性の奥義により日本を裏から支配してきた斎女衆の若き総領（真言宗立川密教をモチーフにしているようです）が久慈将介という青年とともにシャクティ財団と戦う物語です。

※シャクティ財団のシンシアという女性がまた妖艶な感じです。

久慈将介は性的な意味での野獣となるのを由麻がコントロールするのですが、その設定が今見ても斬新です。但し、本作の連載終盤にとある宗教団体の凶行（あえて詳細は避けますが16年前の地下鉄での事件に関連している宗教団体です）があり、急激に収束を迎えてしまっています。

TVアニメ「輪るピングドラム」ともそういう意味で関係があるかもしれません。


【ライター:清水サーシャ】