LGのドラム型洗濯機が爆発、主婦が全身火傷を負う被害に…

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韓国でLG電子製のドラム式洗濯機が爆発する事故が21日に発生し、警察当局が韓国国立科学捜査研究所と合同で精密検査を行うことが25日、明らかになった。

問題の洗濯機は、LGが韓国で発売した2009年型(12kg)のドラム式洗濯機。21日午後、慶尚南道咸安郡のアパートで、主婦のパクさん(32)が洗濯機を動かしたところ突然爆発。洗濯物に火がつくとパクさんの服にも燃え移り、全身に50%近い火傷を負った。現在は病院で治療中という。

だが、爆発が起きた原因が洗濯機本体にあるのか、それとも外部にあるのかは現在もはっきりしていない。

パクさん夫婦は、事故が発生する前日にアパートに引っ越してきたため、洗濯機の設置など外部に問題があった可能性があるためだ。洗濯機がさほど壊れていないことや、事故が発生した場所と反対のベランダの窓ガラスが割れていること、韓国国内でドラム型洗濯機が爆発した前例がないことも、外部問題説の見方を強めている。

LGの関係者も、「電気モーターを使用する洗濯機の場合、爆発する媒介体がない。それだけでなく、世界的にみても洗濯機が爆発する事故はない。今回の事故は、洗濯機の問題ではなく外部問題による事故」との見解を伝えている。

だが、一部の韓国メディアは、LGが04年に圧力炊飯器、08年にPDPTV、ノートブックでも爆発事故を起こしていると指摘。LGが「洗濯機が爆発した前例はない」と言っても絶対に爆発しないとは言い切れず、消費者の不安は高まっているのだと伝えている。

参照:「ドラム洗濯機爆発」科学捜査・警察明日精密鑑識 - ノーカットニュース
参照:LG電子PDPTV相次ぎ爆発、消費者不満続出 - アジアトゥデイ
参照:LG、バッテリー事故でノートブック流通中断 - YTN

(文:林由美)

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