安全装備は充実。しかし、燃費や走りはそのままのマイナーチェンジ【ホンダ オデッセイ新車情報】【ニュース・トピックス:ホンダ】
安全装備が充実し買い得感アップのマイナーチェンジをしたホンダ オデッセイ
ホンダは、低全高スタイルでミニバンを超越した走行性能を実現しながら、ゆとりの室内空間をもったオデッセイの外観など、デザイン変更や内装の質感向上を図るとともに、お求めやすい価格の「M・S」タイプを新たに設定し、10月13日に発売する。
オデッセイは、立体駐車場にも入るロールーフ型のミニバンとして、また、ミニバンブームの火付け役として絶大な人気を誇った。しかし、最近では、5ナンバーミニバンの機能性重視の流れには逆らえず苦戦を強いられている。すでに、直近の販売台数は1,000台/月を割り込むことも多くなってきていた。こういった傾向は、トヨタ マークXジオなどロールーフ型のミニバン全般にいえることで、このクラスのマーケットそのものが縮小傾向にある。
このモデルになり、一段と静粛性と乗り心地が向上したモデルだけに、安全装備の充実化はまさに必須ともいえるもの。ただ、燃費性能や走行性能の向上に対して踏み込んでこなかったのは、ホンダらしからぬ残念なポイント。冒頭で上げた通り、すでにマーケットが縮小傾向にあるロールーフ型ミニバンに属するオデッセイには、予算がかかるハード面をテコ入れできなかったと推測できる。
また、新車での人気ダウンは、中古車マーケットにも影響を与える。当然、中古車の価格も上がらないと、下取り価格も上がらない。恐らくリセールバリューも上がらないので、5年以内に乗り換えるような人にはオススメできない。逆に、乗り潰すタイプの人にはオススメとなる。とくに、同じようなロールーフ型のミニバンに乗っているユーザーは、下取り車価格が大きく下がることも予想できるので、ディーラと買取専門店両方で査定してもらい少しでも高い方で売りたい。もちろん、買取店でも価格差が出るので少なくても2店舗以上で査定するのがオススメとなる。
●オデッセイの主な変更点(全タイプ共通)
・より精悍でスタイリッシュな新デザインのダーククロームメッキ・フロントグリル
・新デザインのリアコンビネーションランプ(LEDストップランプ&LEDテールランプ)
・クリアレンズと一体感のあるリアライセンスガーニッシュを採用
・メーター内の照明色の変化でエコドライブ度をお知らせするコーチング照明+ECONスイッチを標準装備
・全席に3点式ELRシートベルトとヘッドレストを標準装備
・VSA(車両挙動安定化制御システム)を標準装備
<「M・S」タイプ>の主な装備内容。上記全タイプ共通の変更点に加えて
・明るく上品なグレージュ内装を採用
<「M」タイプ>の主な装備内容。上記全タイプ共通の変更点に加えて
・Hondaスマートキーシステム(Hondaスマートキー2個付)を標準装備
・明るく上品なグレージュ内装を採用
・新デザインの16インチアルミホイールを標準装備
<「M エアロパッケージ」タイプ>の主な装備内容。上記全タイプ共通の変更点に加えて
・クールなエアロスタイルに合わせブラック内装を採用
・新デザインの16インチアルミホイールを標準装備
・ダイレクトにシフト操作ができるパドルシフトを標準装備
・新デザイン18インチアルミホイールをメーカーオプション設定
<「Li」タイプ>の主な装備内容。上記全タイプ共通の変更点に加えて
・Honda HDDインターナビシステム+リンクアップフリーを標準装備
・明るく上品なグレージュ内装を採用し、本革シートを標準装備
・新デザインの16インチアルミホイールを標準装備
・ダイレクトにシフト操作ができるパドルシフトを標準装備
<アブソルート>の主な装備内容。上記全タイプ共通の変更点に加えて
・新デザイン18インチアルミホイールを標準装備
・スモークタイプの専用リアコンビネーションランプ(LEDストップランプ&LEDテールランプ)
・専用リアライセンスガーニッシュ(ダーククロームメッキ)
・質感をさらに向上させたアブソルート専用ブラック内装を採用
・シート表皮は、センター部にソフトウィーブ、サイド部にやわらかく質感の高いレザー調素材(グランスムース)を採用