右手中指、薬指の血行障害で2軍調整中のヤクルト・館山が、イースタン・リーグのロッテ戦(浦和)で実戦復帰した。

3回58球を投げて3安打1失点。

荒木チーフ兼投手コーチは「投げた後に体の状態がどうなるか、あした(3日)の様子をみないと分からない」と早期復帰には慎重な姿勢を示した。

館山は8月11日の広島戦(マツダ)を最後に実戦から遠ざかり、同27日にブルペン投球を再開した。

サンスポの記事の抜粋だが、荒木コーチのコメントがすべてというところだろうか。

本来なら30日に登板予定だったところが、2日に延びた。

何が原因かはわからないが、そのことだけでも順調ではないのではないかと不安になる。

こればかりは本人にしかわからない。

症状が症状だけ、投げられたと手放しでは喜べない。

翌日、もしかすると、2,3日後にその影響が出てくるかもしれない。

不安を抱えたまま、1軍復帰を果たすのか、来季を見据え治療に専念するか。

優勝争いも佳境を迎え、館山の復帰は、ベンチもファンも待ち望んでいることは確か。

しかし、もちろん今季だけの選手ではない。

どちらを選ぶにしても苦渋の選択となるのは間違いところだ。