ブラジルワールドカップ三次予選 日本代表 vs 北朝鮮代表 試合の感想です。





出場選手


Away:
北朝鮮代表

GK 1 リ・ミョングッ
DF 5 リ・グァンチョン(cap)

DF 2 チャ・ジョンヒョク
DF 12 チョン・グァンイク
DF 14 パク・ナムチョル(朴男哲)
MF 17 アン・ヨンハッ
MF 6 リャン・ヨンギ
MF 4 パク・ナムチョル(朴南哲)(後半11分)
MF 8 リ・チョルミョン(後半33分)
FW 9 チョン・テセ(後半45分)
FW 11 チョン・イルグァン



Home:
日本代表


GK 1 川島永嗣
DF 3 駒野友一
DF 15 今野泰幸
DF 6 内田篤人
DF 20 吉田麻也

MF 7 遠藤保仁
MF 17 長谷部誠(cap)
MF 8 柏木陽介(後半15分)
FW 19 李忠成(後半25分)
FW 9 岡崎慎司
FW 10 香川真司



ベンチ入り選手



10 パク・クァンリョン(後半11分)
22 パク・ソンチョル(後半33分)
15 アン・チョルヒョク(後半45分)
18 キム・ミョンギル
21 チュ・グァンミン

16 リ・ペフン
20 リ・グァンヒョク
3 キム・ソンギ
7 アン・ジョンホ
19 チョン・スヒョク
23 リ・ジンヒョク

13 チャン・ミョンイル


11 清武弘嗣(後半15分)
18 ハーフナー・マイク(後半25分)
12 西川周作
23 権田修一

4 栗原勇蔵
2 伊野波雅彦
5 槙野智章
22 阿部勇樹
13 細貝萌
21 原口元気

16 田中順也
14 中村憲剛



得点者

吉田麻也(後半49分)





警告・退場者

リ・グァンチョン(後半10分)
リ・ミョングッ(後半30分)
アン・ヨンハッ(後半34分)
パク・クァンリョン(後半38分 一発レッド)




やはり焦点は本田圭佑不在の状態でどれだけの動きが出来るのか、トップ下に位置した柏木陽介のプレイがどのようになるのかを見ようと思っていました。本田圭佑はスペインで膝の手術をしたらしく、回復予定は伝わってきていないが、少なくとも一ヶ月以上復帰する事は出来ないと思う。


そうなると本田圭佑が居ない状態でどれだけの動きをしてくれるのか、どのように周りが動けるのか、そこを見たいと思っての観戦となりました。

距離感が遠い



開始直後からあまり良い動きをしていたとは思わなかったのですが、どうしても距離感が気になって仕方なかった。


サイドにボールが行った際に誰かがサポートに行くわけじゃなかった。いつもなら本田圭佑がでしゃばってボールにワラワラ集まってくるので、そこに一旦預ける事が出来る。どちらのサイドだとしても…そういう動きが少なくてサイドの攻撃があまり機能しなかった。



特に前半は非常にその動きが顕著だった気がする、柏木陽介がセンターでFW的な動きをする事が多かった。中に入っていく回数が多かった気がするし、少し中にはいるのが早かった。


サイドの選手、内田篤人が孤立する事が多かった。香川真司はそういう時はサイドに寄って上手く駒野友一をフォロー出来ていたが、岡崎慎司はそれが出来ていなかった。


正直見ていて「どうしてそうなった?」と思ってしまう事が多かったですね。

流動性が少なかった



本田圭佑がいたら、ワサワサとポジションを放棄して勝手に動くので前線が流動的に動く事が多かったんですが、今日はそうでもなかった。特に前半は固まっている感じが強く、あまり良いとは思えませんでした。


この点に関してはもう少し流動的に、自由にプレイして良かったんじゃないかなと感じてしまいましたね。ポジションを固定すれば相手も守りやすくなりますから…実際に香川真司が輝き出したのはセンターにコソコソと移動し始めてからです。



香川真司もサイドに張りすぎていて、その間はボールタッチも少なく良い動きが全然出来ていませんでした。


ザックジャパンの4-2-3-1の3の選手達は左右にもっと動くべきだったと思います。香川、柏木、岡崎がそれぞれの役割を間違えていたんじゃないかなぁと…てっきり本田圭佑がいる際に皆がポジションチェンジしているのは、話し合って、決まり事として確定していると思ってたんですが…違ったんでしょうか?


正直クオリティがガクンと落ちていたのが残念です。

遠藤保仁、長谷部誠が上がらなかった



前線でパスが停滞した理由の一つがあまり遠藤保仁、長谷部誠が上がらなかったからです。とりあえず危険なシーンを作らない為に。まずは安全を考慮したんだろうなと言うのが個人的な意見です。


まぁこれはワールドカップ予選の初戦って事で慎重になっていたと言う事もあったんでしょうね…まぁだから前半は前線に厚みがなかったんだと思います。もしこの片方が上がるようにしていたら、もっと怖い攻撃が出来ていたと思います。



勿論その分ピンチもあったかも知れませんけどね。

硬すぎた序盤



気になった点の一つがこの硬すぎた序盤でした。


まぁワールドカップ予選だからこそ硬くなっていたんでしょうけど、それでも長谷部誠のミスの多さはちょっと見逃せない。


一番ミスをしてはいけない場面でのミスを連発したし、何よりキャプテンであり中心である長谷部誠が率先してミスするのはマジ勘弁。


しかも攻撃陣を引っ張るべき香川真司も序盤はミス連発、おいおいお前もかと(笑)



まぁサイドに張ってたせいでボールタッチが少なかったから、その影響もあったとは思いますが、あまりよろしくないですね…エースになるべき選手なので…。


序盤に誰も思い切ったプレイが出来ず、ミドルシュートも打てなかったのは本当に痛かったと思う。北朝鮮代表GKが怪我をしていて、明らかに動きが鈍った時も、大雨が降って前が見えなかった時も、誰も思い切ったミドルシュートは打たなかった。


あそこは多少ミスしても良いから、強引なプレイをしても良かったと思う。綺麗に崩そうとし過ぎじゃないでしょうか?


この辺りはやっぱり誰かが思い切ったプレイをして欲しかった。普段なら長谷部誠、本田圭佑辺りが引っ張ってくれるんですが…。


結局堅いプレイが続いて、ちょっとチャンスは作れたものの、前半はシュート数も少なく終わってしまった。

香川真司をフリーにする失態を犯す北朝鮮




これ、一番疑問だったんですが、何故か香川真司をフリーにさせてたんですよね。


香川がセンターに入ると、周りには一応いるんですが全然身体を寄せなかったんです。おかげで遠藤保仁が早目のボールで縦パスを入れて、香川真司が簡単に前を向いてボールを持つ事が出来るようになりました。


前半にミスを連発したものの、後半に入って香川無双状態に入って、幾度もチャンスを連発していきます。FKを与えないように気をつけていたのかも知れませんが、それにしてもよりによって香川真司をフリーにするとは愚かな話です。


前半はサイドに張ってる事が多かった香川真司も徐々に中でのプレイを増やしていってリズムに乗り始めて行きました。


で、誰もが待っていたようですが、俺はあまり納得出来なかった柏木陽介の交代。正直岡崎慎司を代えて良かったと俺は思います。清武弘嗣を右MFにして香川真司をセンターに、岡崎慎司を左MFに代えてきます。


その後は清武弘嗣と香川真司のコンビプレイが光り始めて二人で崩すシーンが増えていく。


ゴールが奪えない



ある程度攻めて行ってもゴールは一向に奪えませんでした。遠藤保仁、長谷部誠が前線に上がるようになり、徐々に前のめりになって猛攻を仕掛けますが、ざっと覚えているだけでもバーに命中したシュートが2本あったかな??


本当に運がなかったと思う、この日の日本代表には運がなかった。そして北朝鮮代表のGKは神だった。


香川真司のヘディングシュートを止められた時は「マジでかああああ!」とか一人で叫んでました。


本当に北朝鮮代表のGKは頑張ってました。前半に足捻ったはずなのに、痛そうにしていたはずなのに神セーブを連発。このまま行けばマンオブザマッチは貴方です。と言おうと思った時だった。


清武弘嗣のクロスに吉田麻也、序盤に柏木陽介からのFKで完璧なクロスを無駄にした吉田麻也、序盤に決定機を無駄にした吉田麻也が劇的な決勝ゴール!完璧なポジショニングでどフリーになってのゴール、もう痺れましたね。



ってわけでそのまま試合が終了して、清武弘嗣と吉田麻也がヒーローになりましたとさ、めでたしめでたし。

ギリギリでの勝利



今日は何とか勝ちましたけど、ホームで北朝鮮相手に全然崩せませんでしたね。


全然良くないっす。


後半に入ってからは北朝鮮は完全に足止まってましたよね。しかも選手が一人退場していました。その状態で一点取っただけです。確かに清武弘嗣も良い動きをしていました、ハーフナー・マイクの高さも良かったでしょう。


その交代劇も、もしかしたらアルベルト・ザッケローニ監督の計算の内だったかも知れません。ですがそこで李忠成よりハーフナー・マイク、柏木陽介より清武弘嗣、と言っていたら、ちょっと直情的過ぎないか?



万全の状態の相手と戦っていた選手と、相手がバテた頃に出てきた選手、どっちが活躍出来る?それぐらい考えればわかるはずです。相手がある程度余裕があるなら話は別ですが、完全にバッテバテでしたからね。


しかも相手は一人少なくなっている、そりゃ選手もやりたい放題出来ますよ。


そこで選手を比べるのは違う、スタメンの選手と途中出場の選手は役割が違う事を理解してあげて欲しいと思います。ってわけで簡潔に気になった選手についてブツブツ挙げていきます。代表戦なので長目に行きます。


細かい所はメルマガでまたある程度落ち着いたら配信しようと思います。代表戦しか今週はないので、まとめれたら明日配信するかも。

内田篤人の不出来



正直、今日の内田篤人は全くダメでしたね。何がダメだったって迷いすぎなんですよ。



サイドでボールを持つ、そして周りのフォローが一切ない。そういう状況なら状況で、プレイはハッキリ決めなければならない。迷って迷ってどんどん相手のフォローが来て、その間も周りのフォローはなくて、結局何も出来ずにフェイントするだけ、って言うしょうもないプレイもあった。


この日の内田篤人が良い選手だとは俺は思わなかった。もっとサイドの奥に切り込んでからのマイナスのクロス、アーリークロス(手前の方からのクロス)と使いわけると良かったと思う。


何よりプレイに迷いがあって思い切りがなかった。そしてクロスの精度が非常に低かった。動きも少なかった。


右サイドから崩す事が多かったにも関わらずそこが全く出来なかったのが残念。まぁ崩すと言っても内田にボールが集まったら即座に岡崎慎司や柏木陽介はゴール前に飛び込んで行ってたので‥そこで早い時間にクロスをあげれなかったのは痛かったですね。


正直今日の内田篤人は期待外れでした、このままだと柏レイソルの酒井宏樹にポジションを奪われても俺は不思議に思いません。スピードが内田篤人の持ち味ですが、酒井宏樹は守備も非常に良く、更にスピードもあり、何よりクロスが非常に高精度です。



今日のようなワロスをオンパレードしているような足元を救われかねないので、もっと思い切ったプレイをして欲しいものですね…。

柏木陽介はまだフィットしていない



正直今日の北朝鮮代表は想像以上にショボかったです。ぶっちゃけ過大評価してましたごめんなさい。


あそこまでプレスが甘いとは思いませんでした、もっとガッツガッツ来るかと思ったら軽々と選手達にかわされ、激しく来る事もなかったです。特に前半だけでしたね、ガツガツきたのは…。本当に日本代表のレベルが上がっているのかも知れません。


その中でのプレイだったんですが、柏木陽介選手のクロス、スルーパスは非常に良かったし、かなり効いてました。


ただ前述したようにポジショニングが良くなかった、ボールを持った時の動きは良かったんですが、フリーランの時に周りとまだフィットしていません。だからちょっと悪く感じてしまいましたが、セットプレイでのキックの精度やスルーパス、そしてクロスボールは非常に高精度で素晴らしかった。



だからちょっと勿体無かったですね。俺は今後の事も考えて今日は柏木陽介をもう少し使ってみて欲しかった。まだウズベキスタン戦もありますし、今後も本田圭佑の離脱は続きます。トップ下でゲームメイク出来る選手が必要です。


今の所柏木陽介ぐらいしかトップ下の選手は考えられない、それならばもう少し使ってフィットさせる必要があったと俺は思う。このまま完全に香川真司をトップ下に持っていくのなら話は別だが…。


今日の柏木陽介は悪い所も見えたが良い所も沢山見れた、これはある意味収穫だったと思う。ただ次のウズベキスタン戦でアルベルト・ザッケローニ監督がどう出るのかでわかるのかも知れません。


ただ、前述したように先発で出た柏木陽介と、北朝鮮の選手達が疲弊してボロボロになってから出た選手を単純比較するのは止めてあげて欲しいとは思う。今日の試合に関してはそういう試合ですよ。


俺は柏木陽介をまだ使って欲しいと思います。それだけ良い仕事はしていた、あのパスセンスは本当に光っていたと思います。後は動きの質と連携の問題です。そこの相互理解が出来れば……。


まぁ北朝鮮代表のプレスが甘かったから、と言う考え方も出来るんですが…惜しかったですね。



ただ、試合後に柏木陽介選手が涙を流していたと言う情報を聞いたんですが、真偽は不明ですけど…もし事実だったら、それだけ悔しく思っているなら、次のウズベキスタン戦まで全力でアピールして、また頑張って欲しいと思います。


仮にスタメンじゃなかったとしても、出たら全力で取り返しに行って欲しいですね。

李忠成のポストプレイはかなり効いていた



何で交代させたのかわからなかった人その2。


李忠成のポストプレイがあったからこそ、日本代表は流動的に攻撃する事が出来ていました。その李忠成が抜けてからは本当にダメになってしまった気がする。ハーフナー・マイクの投入はあと10分は早かったと思う。


李忠成は確かにミスもしましたが、それはちょっと運がなかった。って言うかこの日の日本代表は全体的に運がなかったと思います。



プレイ内容的には全く悪くなかった、上手くリズムを作れていましたから。


実際李忠成が居なくなってからは攻撃が一時機能しなくなりましたからね…正直どうして交代させたのかわかりませんでした。


ちょっとそういう意味では不憫だった気がします。もう少しチャンスを与えてあげて欲しかったですね。

いつも通りの岡崎慎司



ぶっちゃけいつも通りでした。


ただ悪い意味でいつも通りです、凄く良かったわけじゃないし……もっとガンガンシュートに向かう姿勢を見せてくれるのかと思いきや、イージーなミスが多かった。



そして恒例の、素晴らしい動き出しから「あと一歩やん!あとちょっとやんそこ!」って感じの惜しいプレイを2〜3回作ってくれました。


ただそれ以外のシーンでは正直「ダメじゃん」って事を露呈してしまった気がする。北朝鮮代表のプレスは大して激しくはなかった。少なくともブンデスリーガでやってる岡崎慎司からすれば大した事なかったはずです。


にも関わらずミスを頻発してしまったのは正直がっかりでしたね。ある意味では本田圭佑不在で最もダメージを受けた選手かも知れません。


本田圭佑がいたらもっと上手くプレイ出来たと思います…残念です。

長谷部誠の猛攻



前半は「おいおい長谷川さんどうしたんすか」と心配したものですが、後半に入ってからはキレキレ、前線に上がって良いと言う許可が出たのかわかりませんが、ガンガン上がって好機を演出。



後半開始直後のミドルシュートと言い、非常に素晴らしかったですね。


まぁ右サイドから突っ込んだ際にクロスにした時は「打てよおおお!」と叫びましたけど(笑)


やっぱりあの縦の推進力があってこその長谷部誠だなと、上がりたがりな長谷部誠だなと、改めて思いましたね。守備だけをひたすらやるのは精神衛生上良くない!笑


そういう意味では後半に入ってからはグイグイとチームを引っ張ってくれたんで、そこは非常に良かったです。


ただ決めて欲しかったですねチャンスの時に…。


ですが吉田麻也がゴールを決めた後、一人だけ輪から外れてセンターサークルに戻っていたようです。



※補足
センターサークルに内に選手がいたら試合を再開出来ないが、ゴールパフォーマンス中にも実は試合は再開可能。過去にそれでゴールされたアホな事例もある。


長谷部誠の隠れたファインプレイや…流石キャプテンは違うでホンマに…。ちなみに最後までベンチ前にいた吉田麻也は試合再開時にピッチ内に戻れなかったと言う……。

徹底マークされた遠藤保仁



前半から徹底マークされていたようで、やはり前に上がるとすぐにマーカーがついてました。


やっぱり誰でもわかりますよね、遠藤保仁が中心だと…でも後半に入ると北朝鮮の足が止まってきていたので、結構好き放題になってきました。



遠藤保仁から香川真司への縦パスが通る通る、もうああなるとこっちの物でしたね。


ピンポイントの素晴らしいパスを幾度も通してくれました。流石にこの男は違うなと、改めて遠藤&長谷部コンビの素晴らしさを感じるシーンではありました。この二人は攻撃参加せんとやっぱダメだなと(笑)


しかも前半から守備時にはかなり体張ってくれてたんで、固くなかったの遠藤保仁だけだったんじゃないかな?ってぐらいに素晴らしい動きしてましたね。素晴らしかったです。

ヒーローになりそこねた今野泰幸



本当にこの人持ってないんだなって思いました。


素晴らしいポジショニングでチャンスを摘むも、そんなの見てる人からすれば目立ちません。



「あれ?吉田麻也はさっきからチョン・テセふっ飛ばしたり、シュートブロックしたりしてるけど、今野っていたっけ?」と言われかねないレベル。隠れて仕事し過ぎ。


唯一目立つチャンスだった後半終盤にはボレーがバーに命中、あれが入ればこの日のヒーローだったにも関わらずヒーローになり損ねる。


しかも目立つディフェンスをしていた吉田麻也にゴールを持って行かれると言う不運ぶり。顔も地味ならプレイも地味。だけど名脇役、それがスーパー今野。貴方が目立つ事がなくて良かった。


今野が目立つ=ピンチだから。

駒野友一を不動のスタメンにしても良いのでは?



内田篤人に比べるとずいぶんマシですが、それでも駒野友一も正直物足りなかったですね。まぁ長友佑都と比べちゃアカンとは思いますけど…。



ただ内田篤人とは違い、言いクロスを何度かあげてくれました。アーリークロスを上げたり、サイドの奥からのマイナスのクロスもありました。


正直このままだと、長友佑都が復帰したら駒野友一を右SBにした方が良いんじゃないのか?と思ってしまいましたね…それだけ内田篤人の出来が悪かった。


勿論一試合で決めるのもどうかとは思いましたが、それぐらい駒野友一が勿体無いと感じてしまいます。先日の韓国戦から非常に良い動きが継続出来ています。


縦に切り込めるのもそうですし、クロスの精度が高く、良い視野を持っている素晴らしいSBですね。まだまだ健在ですわ。

真価を発揮出来なかった香川真司



正直残念です。



序盤に引っ張るプレイが全然出来なかったのもそうですが、最後の最後までゴールを決める事が出来なかった。勿論チャンスはあった、でも出来なかった。


確かに香川真司のヘディングのシーンでGKが神セーブはしましたが、それ以外のシーンですよ。


ゴール前でもっと何故仕掛けなかったのか…それが不思議で仕方ない。


やれるシーンはあったんですけどね…アホな事に北朝鮮代表は日本代表で最も危険な男を比較的フリーにしていたので…香川真司に密着マークつけないなんて「ズタボロにして下さい」と言うようなものです。俊敏性が売りの人なんで。


ただそれでもゴールを奪うまでには至らなかった、肝心のゴール前でもたついたりフェイントミスしたり……。


香川真司は今日はそれが出来なかったのが残念ですね。本田圭佑がいてもいなくても、ゴールを決めるべき選手はこの男です。どちらにせよそういう動きが求められます。



前半にサイドから中に絞っていって、パスを受けてのシュート、これは非常に素晴らしかった。ああいうシーンをもっと作って欲しかったですね…やはり俺は香川真司はサイドからスタートして中に絞って行く形がベストだと思います。だからこそ右サイドじゃなくて左サイドなんですよね。


また細かくはメルマガで突っ込みたいと思います。


それにしてもボルシア・ドルトムントからの悪い流れを見事に引っ張ってきたな…良いシュート打つけど入らないって言う…マジで続いてしまってます…決めるだけなのに…後は決めるだけなのに…。

ヒーローになった吉田麻也



今野泰幸とは違い、決める時にきっちり決めた吉田麻也。


北朝鮮代表のチョン・テセをふっ飛ばしたり、香川真司が恒例の自陣でのボールロストをした際に、完璧な対応をしてチョン・テセに何もさせなかったりと守備面でも目立ちました。



地味にCKの際にマークを振り切られて危ないシーンを作ったのは忘れていません。


更に序盤にFKから絶好のチャンスで、敢えてスルーしたら完璧にGKにキャッチされて「お前何しとん!」と突っ込ませたのも忘れてません。


その総てを帳消しにする決勝ゴール、お見事でした。


持ってますね、この男は(笑)


アジアカップ初戦もこの男から始まってるんで、ハイ(笑)



でもあまりゴールパフォーマンスは長くしすぎないようにしましょう(笑)

持っている男、清武弘嗣



清武弘嗣は非常に良い仕事しました、本当に良いプレイだったと思います。


更にこうやって大事な試合で結果を残す。これは本当に清武弘嗣の勝負強さだと思います。誰の頭にも強烈に残ったでしょう。


ですがあくまで相手がバテた頃の交代出場での結果です。これでスタメンに入った際にどれだけ出来るのかどうか。


その辺りは実際にスタメンにならなければわからないので…逆に見たい気もしますけどね、過大評価するのも良くない。



ただある意味では左香川、真ん中柏木、右清武、ってのも面白いかも知れません。


香川にセンターでゲームメイクさせるのは本当に勿体無い気がするんだよね…この清武を右に置く利点ってのもまた浮かんだんで、そこはメルマガにしたいと思います(笑)


何にせよ手放しで喜べる試合じゃなかったと思うんで…こういう試合は結果が総てなんで、これで良いとも思いますけどね。


何よりどんな内容でも最後の最後には競り勝つ、これが出来るのが本当の強豪チームなんでね…この粘り強さってのは近年の日本代表は顕著です。


今現在は「これ大丈夫か?」と思うような状態でも、終わってみたら全勝とか無敗とか、そうなっているのが強豪チーム。


ウズベキスタン戦も楽しみですね!!



って事でメルマガは明日配信したいと思います(笑)


でろマガ サッカーコラム
Vol.55
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