「彼はマドリッドに残る」。ディエゴ・アルマンド・マラドーナ監督が、婿でもあるアトレティコ・マドリーFWセルヒオ・アグエロに対し、どのチームで来季プレーすべきかをアドバイスしている。マラドーナ監督によると、アグエロがマドリッドを離れることはないそうだ。

マラドーナ監督は「アグエロはマドリッドに残るだろう。アトレティコだろうが、ほかのところだろうがね。スペインのサポーターたちは彼を愛しているし、彼を愛し続けるだろう。マラドーナ・ファミリーは生涯、スペインに感謝していくよ」と語った。

「ほかのところ」というのが、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるレアル・マドリーであることは、言うまでもないだろう。アグエロにはユヴェントスも関心を抱いているが、マラドーナ監督はイタリアから彼を遠ざけている。

ユヴェントスのベッペ・マロッタGM(ゼネラルマネジャー)はほかにも、レアルMFラッサナ・ディアラ(MFフェリペ・メロの代役か)、ポルトMFフェルナンド、ローマFWミルコ・ヴチニッチ(ヴィンチェンツォ・イアクインタの代役か)に注目している。

逆に、F・メロとMFモモ・シソコ、FWアマウリ、そしてイアクインタを放出することで、2300万ユーロ(約26億3000万円)を節約できる。また、DFファビオ・グロッソとDFマルコ・モッタ、GKアレックス・マニンガーとDFズネデク・グリゲラも放出候補だ。

一方で、レアルはベンフィカDFファビオ・コエントランの獲得に向けて攻勢を強めている。ポルトガル『ボラ』によれば、レアルは2500万ユーロ(約28億6000万円)にDFロイストン・ドレンテを加えるという最終オファーを用意しているそうだ。

アトレティコが狙っているのは、エスパニョールFWパブロ・ダニエル・オスバルドだ。だが、イングランドのクラブ(トッテナムかフラム?)からの1500万ユーロ(約17億2000万円)のオファーを断るなど、エスパニョールに同選手を放出するつもりはない。

エスパニョールは、オスバルド獲得には3000万ユーロ(約34億円)の契約解除金すべてが必要としており、ラモン・プラネスSD(スポーツディレクター)はスペイン『ムンド・デポルティボ』に対し、「少なくとももう1シーズン、彼がウチに残ることを望んでいる」と語った。

一方で、アトレティコDFトーマス・ウイファルシがガラタサライへの移籍に向かっている。ガラタサライは、移籍交渉のために同選手がイスタンブールにいることを明らかにした。ウイファルシはアトレティコと2013年までの契約を結んでいる。