左よりトム・クルーズ、J.J.エイブラム<br>Photo credit:Alex J. Berliner 

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 巨匠スティーブン・スピルバーグ×J.J.エイブラムス、2人のヒットメーカーが初めてタッグを組んだ、衝撃と感動のSF超大作『SUPER 8/スーパーエイト』。6月24日の日本公開に先駆けて、6月8日(現地時間)にロサンゼルスプレミアが開催された。

 監督と出演者たちが国内、海外メディアのインタビューに応じ賑わう中、トム・クルーズがレッドカーペットに登場。『M:i:III』以来の盟友で、新作の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のプロデューサーでもあるJ.J.エイブラムスを応援するためのサプライズ登場で、二人は抱き合って新作の完成を祝福し合い、仲の良い様子が伺えた。『宇宙戦争』で姉のダコタ・ファニングがトム・クルーズと共演していた本作のヒロイン、エル・ファニングもトムと談笑していた。

監督:J.J.エイブラムス
 この映画には、秘密やサプライズはないんだ。ラブストーリーでもあるし、家族を描いた映画でもある。少し怖いシーンもあるけれど、ハートに響く映画なんだ。僕にとっては、ハートに響くかどうかが映画作りの鍵なんだよ。
 この映画は、僕にとってある意味自伝でもある。昔の自分のように、映画撮影に夢中な子供達がスーパー8で撮影をするところから始まるからね。勿論、こんな怖い体験はしなかったけどね(笑)。
 アンブリン・エンターテインメント(スピルバーグが設立した映画製作会社。ロゴは『E.T.』のエリオットとETが月をバックに自転車で飛行しているシルエット。)と映画をつくることができたことは、(今までのスピルバーグ映画と)兄弟になったような気持ちになれてとても嬉しいよ。

主人公ジョー役:ジョエル・コートニー
 監督から電話で映画の出演の話しをされた時、飛び上がって喜んだんだ。アドレナリンが出っ放し。ずっと彼のファンだったからとても嬉しかったし、光栄に思ったよ。監督にはリアルに演じる事が大切だと言われたんだ。「どんな役でもリアルに、現実味を帯びた演技をしなければいけない。」というのが監督のモットーなんだ。
 撮影中に大変だったことは、3ヵ月半の撮影で、両親と離れてくらしたことかな。僕の家族は皆仲良しなんだ。
- 日本へのメッセージ -
日本の皆さんこんにちは。『スーパーエイト』観てね。君が思っている映画ではない、意外な発見があるよ!

ヒロイン アリス役:エル・ファニング
(レッドカーペットでのドレス姿に報道陣から“美しい”という声が挙がり)ありがとう。このドレスはヴィンテージで、映画の舞台が1970年代なので、あえてこのドレスを着てきたのよ。
 姉のダコタ・ファニングも、12歳の時にスティーブン・スピルバーグ監督の『宇宙戦争』に出演していたの。彼女は、私もスピルバーグと一緒に仕事して、同じ経験ができる事を喜んでくれたわ。ダコタは『スーパーエイト』の脚本を読んでいないから、この映画を観てきっとびっくりするわね(笑)。
 監督はいつも色々な事を考えていて、細かい所まで気がつくの。だから凄い映画ができるのね。
 スティーブン・スピルバーグと一緒に仕事ができた経験もすばらしかったわ。彼が私の目の前に立っているなんて、信じられなかったわ。

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