スクデット獲得を決めた翌日、ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、来年に向けて“カット”はないと保証した。MFアンドレア・ピルロは今季で契約満了となるが、同監督は彼を引き止めておきたいと望んでおり、次のように話している。

「彼は敵地でのボローニャ戦で、中盤の左サイドで非常に素晴らしい試合をし、それからローマ戦でケガをしてしまった。アンドレアにとって今年は不運な１年だった。彼はまだたくさんのことができる。彼は５、６年間、50〜60試合に加えて代表のゲームも戦ってきた。言ってみれば、彼にとって今年はサバティカルの１年だったというところかな」

一方、アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役はイタリア『プレミアム・カルチョ』に対し、「（インテルのマッシモ・）モラッティ会長に感謝したい。彼は今朝電話をくれ、（ミランの優勝を）祝ってくれた。とても親切だったよ」とコメント。次のように続けている。

「我々のお祝いは終わった。チームはすぐに練習を始めているからだ。インテルとファイナルで対戦するかどうかは別に、パレルモで勝ってコッパ・イタリア決勝に進出するためにね。我々はベルルスコーニ体制で27個目のトロフィーを獲得した。ファンタスティックな数字だ。我々にとって重要なことだよ。スクデット獲得に関して唯一恐れたのは、後半戦のダービーだったかな。その試合に勝ったことで、もはやどこも我々を止めることはできないということが分かった。あれがシーズンの決定的な瞬間だったよ」

今後の投資について、ガッリアーニ代表取締役は「ミランのオーナーがシルヴィオ・ベルルスコーニである限り、常にトップクラスのチームを目指すということだけ言っておく。独自のスタジアム建設というアイディアがあるか？　我々は合意しているんだ。2016年までは確実にサン・シーロに残る」とコメントしている。