レッズのマイク・リークが6枚でわずか60ドル弱のTシャツを万引きしたことにも驚きましたが、もっとスゴイニュースが飛び込んできました。
あの名門、ロサンゼルス・ドジャースが財務状況の極端な悪化により、コミッショナーの強権発動でMLB機構に事実上差し押さえられることになったというのです。

財務状況の悪化の要因としては、開幕戦修了後の敵チームファンへの殴打事件により観客動員が一気に悪化したことが挙げられていますが、本来ならメジャー有数の富裕球団が、数試合やそこらの観客減少で窮地に陥るはずがありません。

選手の次月のサラリー支払いのため、先週FOXより3000万ドルを借り入れしなければならなかったほどだそうですから。
フランク・マッコートオーナー(および共同オーナーのジェイミー元夫人)による球団私物化による乱脈経営のツケでしょう。
それこそ、球団名義でプライベートジェットを保有し私用で使いまくっていたようですから。

バド・セリグコミッショナーは、マッコートからの(MLB機構がプールしている)放映権料2億ドルの前借り要望を却下するとともに、新しいオーナーが見つかるまでの暫定オーナーを近日中に決定し派遣するとのコメントを発表しました。

そして、その暫定オーナー候補にはなんと元ドジャース・オーナーのピーター・オマリーの名前も挙がっています。
オマリーはドジャースを保有していた頃にはセリグとの不仲説がありましたから、この噂は驚きです。
おそらく、セリグとしてはロサンゼルスの象徴であるドジャースが、スキャンダルにより地元ファンから見捨てられることを恐れるとともに、2004年にマッコートがドジャースを買収することを承認した自身の立場が悪くなることを懸念するあまり、オマリー家の人気にあやかりこの(自身の)ピンチを切り抜けようとする腹積もりでしょう。

PS 
マッコート夫妻は散財の限りを尽くしたようだが、我々は限られた可処分所得を有効に使いたい。
私の尊敬する知人で、「所得の1%は慈善活動に使う」というのをモットーにしている人もいる(彼は普通のサラリーマンで、もちろん今回の震災前からだ)。
野球好きならではのささやかなチャリティとして、以下のTシャツ販売にご協力いただけると幸甚だ。
懐かしの球場のスコアボードをプリントしたものだ。
古き良き時代の野球界に思いを馳せながら、少しでも被災地の方々への援助になればと思っている。

http://blog.goo.ne.jp/scoreboard_nostalgia