ミランからワールドカップ(W杯)に向けたブラジル代表に呼ばれたのは、DFチアゴ・シウバ一人だった。FWアレシャンドレ・パトは完全に落選。FWロナウジーニョは予備登録どまりだ。

さらにドゥンガ監督は、フラメンゴFWアドリアーノも外している。プライベートの問題でクラブの練習を休んだことが、“チーム”を重視する指揮官に受け入れられなかったようだ。

一方、ローマでベンチを温めるGKドニとFWジュリオ・バチスタには、指揮官が大きな信頼を示している。どちらも十分なアピールができたとは言えないシーズンだったものの、ドゥンガ監督は招集メンバーに加えた。ジュリオ・バチスタについては、「彼がレギュラーになれない理由は、ローマに(FWフランチェスコ・)トッティという王様がいるからだ」と説明している。

W杯に臨むブラジル代表メンバーは以下のとおり。

GK:
ジュリオ・セーザル(インテル)
ゴメス(トッテナム)
ドニ(ローマ)

DF:
マイコン(インテル)
ダニエウ・アウベス(バルセロナ)
ミシェウ・バストス(リヨン)
ジウベルト(クルゼイロ)
ルシオ(インテル)
ルイゾン(ベンフィカ)
フアン(ローマ)
チアゴ・シウバ(ミラン)

MF:
ジウベルト・シウバ(パナシナイコス)
フェリペ・メロ(ユヴェントス)
ジョズエ(ヴォルフスブルク)
クレベルソン(フラメンゴ)
エラーノ(ガラタサライ)
ラミレス(ベンフィカ)
カカー(レアル・マドリー)
ジュリオ・バチスタ(ローマ)

FW:
ルイス・ファビアーノ(セビージャ)
ロビーニョ(サントス)
ニウマール(ビジャレアル)
グラフィッチ(ヴォルフスブルク)

予備登録選手:
アレックス(チェルシー)
サンドロ(インテルナシオナウ)
マルセロ(レアル・マドリー)
ロナウジーニョ(ミラン)
パウロ・エンリケ・ガンソ(サントス)
カルロス・エドゥアルド(ホッフェンハイム)
ジエゴ・タルデッリ(アトレチコ・ミネイロ)