ピッチで悪態をつく選手にとっては、厳しい状況が訪れた。CONI（イタリアオリンピック委員会）のジャンニ・ペトルッチ会長が警告を発したのに続き、FIGC（イタリアサッカー連盟）も動いたのだ。

FIGCは９日の会議で、審判たちにピッチで侮辱的発言をする選手をレッドカードで罰するようにと、「正式決定」を下す予定であることを明らかにした。“違反者”が審判団の目を逃れたとしても、続いて映像判定で処分を下すことが可能になる。その映像判定のために、吟味する時間は４時間延長（試合翌日の現地時間正午から同16時へ）されることになった。

また、ユニフォームの下に政治的あるいは宗教的内容のメッセージを書くことも許されなくなる。こちらは違反した場合、罰金処分を科されることとなった。FIGCのジャンカルロ・アベーテ会長は、「振る舞いに関して改善するため」だと話している。

一方、会議ではEURO16招致についても議論された。書類は揃っており、プロジェクト・マネージャーのミケーレ・ウーヴァ氏が取締役たちに提出。UEFAには15日に提出されることになる。アベーテ会長は「スタジアムの建築・改築のための法律がスムーズに進むことを願っている。短期間で最終的に承認されるようにね。EURO招致を支えてくれるだけでなく、全般的に我が国のスポーツ設備の刷新に役立つだろう」と語った。