「監督が解任されるのは、私は好きではない。いつも残念に思う。そして、いなかった指揮官が復帰のチャンスを得れば、いつも満足だよ」

インテルのジョゼ・モウリーニョ監督は30日、セリエA第22節のパルマ戦を翌日に控えた記者会見で、ユヴェントスの指揮官交代についてこのように話している。

「(ルチアーノ・)スパレッティがローマを去ったときは残念だったし、(クラウディオ・)ラニエリがセリエAへ戻ってきたときはうれしかった。(チーロ・)フェッラーラのような若い指揮官のことは残念に思うが、数年前から指揮を執っていなかった監督(アルベルト・ザッケローニ)が戻ってきたことはうれしく思っているよ」

一方で、モウリーニョ監督は依然としてコッパ・イタリアの日程問題に端を発したミランとの問題について舌戦を仕掛けている。フィオレンティーナとの準決勝について、4月への日程変更を求めるかどうかを尋ねられると、同監督はこのように語った。

「我々が望むのは、戦うべきときに戦うことだ。我々は自分たちの仕事、練習を計画立てている。休みもね。それが、誰かが月からやってきて計画を変えさせたら残念なことだ。あるところは変更を求め、混乱をもたらしたけど、結果は見てのとおりだ。我々とウディネーゼに敗れている」

また、パルマ戦については、実質的に3試合連続で同じメンバーを起用しなければいけないことが最大の問題と考えているようだ。

「私には10人を選ぶために12人しかいない。あとはベンチに入る若手たちだけだ。だから、変えるところは少ない。私が決めなければいけないのは、FWとDFのどちらを増やすかということだけだ」

「(パルマは)リーグにおける良い意味でのサプライズの一つだ。クオリティーのある若手たちと、クリスティアン・パヌッチのような経験豊富な選手がミックスされている。それに、ずる賢い(フランチェスコ・)グイドリン監督が何をやってくるかを予想するのは難しいよ」

インテルはMFヴェスレイ・スナイデルとDFルシオが出場停止なうえ、MFデヤン・スタンコビッチもケガで欠場。FWサミュエル・エトーも招集されていない。同選手について、モウリーニョ監督は「私の下では、彼であってもレッドカーペットは存在しない。ピッチに出るためには、ほかのストライカーたちより良いプレーをしなければならず、フィジカルコンディションやモチベーションが100%でなければならない」と、明確なメッセージを送っている。