MFカカを放出しながら、一方で補強がままならないミラン。この状況に多くのミラニスタが不満を募らせているなか、しかしオーナーのシルビオ・ベルルスコーニは、それでもミランのポテンシャルを信じているようだ。

「ミランは世界でも1番のチームだと思っている。その考えは今でも変わっていない。現状でもミランは強い」

ミランはカカに続いて、MFアンドレア・ピルロを放出するかもしれない。しかしベルルスコーニはピルロの移籍について「わたしは何も知らない」と話すにとどまっている。

世界的な不況の煽りを受け、現在のミランには補強費がなく、新戦力を獲得するためには既存の選手を放出しなければならない状況だ。

またベルルスコーニは「ミランは若返る必要がある。平均年齢が23歳以下のチームになるくらいにね」とも語っており、これまでのベテラン選手を重視したチーム強化とは一線を画す、歴史的なターニングポイントに立っている。