松田龍平(撮影:野原誠治)
 3日、東京・新宿で映画「悪夢探偵2」の完成披露記者会見が行われ、主演の松田龍平、ヒロインの三浦由衣、市川実和子、塚本晋也監督が登場した。

 「悪夢探偵」は2007年に松田龍平とhitomi主演により発表され、世界30カ国以上で公開された作品。その続編となる本作は、松田龍平演じる影山京一がなぜ悪夢探偵になったのか、その秘密に迫る“序章”とも言える物語。新たな依頼者である女子学生の悪夢と、亡き母の死のエピソードを巡るエピソードという2つの物語が同時進行した、「怖さ」と「優しさ」が同居した人間ドラマに仕上がっている。

 本作は、新たな依頼者・雪絵役に弱冠16歳の女優・三浦由衣が大抜擢されたことでも話題を呼んでいる。記者会見で、雪絵を演じた感想を求められた三浦は「塚本監督とお仕事ができたのが嬉しい。はじめてなことばかりで緊張しましたが、周りの方々に支えられて演じきることができました」と話した。まだ初々しさが残るが、オーディションでは、300人を超える候補者の中から、審査員の満場一致で選ばれた。今後、注目の女優の一人だ。

 松田は、自らの主演映画がはじめてシリーズ化されたことについて聞かれると、「前作と比べると京一の内面が描かれているので、ああ分かるな、と思うところはありました」と回答。「男ってお母さんに甘えたいものなんだな、と」と共感できた箇所について説明した。

 今回、物語のカギとなる京一の母親役を演じた市川実和子は、「実はすごく怖がりでして、怖い映画が特に苦手なのでちょっと迷ったんですけど、最後のシーンがとても素敵だったので決めました」と出演に至るまでの経緯を告白。「みなさんまだ観てない方いますか? 最後のシーンは絶対注目ですよ」としっかりPRした。

 また、「最近見た印象的な夢は?」という質問が飛び出すと、三浦が「歌手のGReeeenさんが素顔でテレビに出ている夢を見ました。朝起きてお母さんに確かめたくらい、リアルでした」という一風変わった夢を発表。会場は笑い声に包まれた。

 映画「悪夢探偵2」は、12月20日シネセゾン渋谷ほかにて全国順次公開。

映画『悪夢探偵2』 - 公式サイト