株価暴落によって世界中に金融不安が広がっている。当然ながら、サッカー界も大きなダメージを受けており、国外企業からの資本に頼るプレミアリーグは現在、難しい状況に立たされている。先日、イギリスの有力紙が発表したところによると、ほとんどのクラブが赤字状態にあるという。トップがチェルシーで約1100億円、続いてマンチェスター・ユナイテッドの約1080億円、そしてリバプール、アーセナルが約500億円の赤字を抱えながら経営しているそうだ。赤字を抱えていてもクラブやリーグを支えているスポンサーが健全で、これまで通りに資金が循環すれば問題はないのだが、アメリカでは大手投資会社や証券会社の破綻が相次いでおり、世界的な恐慌を示唆する専門家も多く、今後はサッカー界を支えている企業や投資会社の破綻も考えられる。そうなれば、赤字を返済する目処も立たなくなり、リーグも立ち行かなくなるだろう。好ゲームが繰り広げられている一方で、プレミアリーグの将来に暗い影がさしている。