アブダビ・ユナイテッド・グループに買収され、超リッチクラブに変貌を遂げたマンチェスター・シティが“欲しい選手を手に入れるためならいくらでも移籍金を支払う”といった姿勢を見せているのに対して、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督が不快感を露にした。
「(移籍マーケットには)ルールというものがある。それを彼らに尊重させようじゃないか。選手がユナイテッドと契約を結んでいるのに“我々は来週ロナウドに25万ポンド(約4750万円)の週給と移籍金13500万ポンド(約257億円)を支払う”といきなり現れて言えるはずがない。それは不可能だし容認できることではないと思う。
 フットボールはスーパーマーケットじゃない。もちろん試合には金銭が絡むし、私はそれを前向きに受け止めている。だが、その収益金が正しくゲームの倫理のために使われるよう規定されているか、それぞれのクラブが確認しなければならない」