「ピンチクリフ・グランプリ」の一場面

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 30年前、ヨーロッパを席巻した人形アニメの最高傑作が、来年の正月映画として、再上陸します。

 これは、1975年にノルウェーで生まれ、ヨーロッパ中で人気を博した「ピンチクリフ・グランプリ」です。この作品は、ノルウエー映画史上ナンバー1の観客動員数を誇るだけでなく、ヨーロッパでも一大ブームを巻き起こしました。人気は衰えず、去年発売されたDVD BOXは50万枚以上を売り上げました。日本では、今回で2回目の上映となります。

 この「ピンチクリフ・グランプリ」は、ノルウエーの人形アニメ作家、イヴォ・カプリノさんの最高傑作といわれるもので、家具職人だったカプリノさんが、5年の歳月をかけて完成させた傑作です。レースの迫力をジオラマと人形で再現しただけでなく、車のネジやボルトから、演奏するジャズメンの指の動きまで、生き生きと表現されています。

 カプリノさんは、人形アニメ製作において、従来からの手法だったコマ撮りのほか、人形を遠隔操作する技術も独自に発案し、ノルウエーで特許も取得しています。

 「ピンチクリフ・グランプリ」は、来年の正月映画として、シアターN渋谷を皮切りに全国ロードショー公開されます。

 この作品の映像など詳細については、27日の「動画ニュース ライブ!」でお伝えしています。【了】

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