2018年2月に日本を訪れた中国人が71万6400人に達し、台湾人や香港人まで含めて見てみれば「2月の訪日外客数の約半分が中華系」であった。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本政府観光局は20日、2018年2月における訪日外客数は前年同月比23.3%増の250万9000人だったと発表した。訪日客を国・地域別にみると、中国人は前年同月比40.7増の71万6400人に達し、最多となった。

 中国メディアの今日頭条は22日、中国人は経済的に豊かになり、休みのたびに国外旅行に出かける人も増えていると伝え、18年2月の訪日外客数のなかで中国人が最多となったことについて「中国人はどれだけ日本が好きなのか」と、なかば呆れた様子で伝える記事を掲載した。

 記事は、お金を持つようになった中国人の間で近年、国外旅行がブームとなっており、日本が人気の渡航先となっていることを紹介、多くの中国人にとって日本は憧れの国なのだと論じた。また、18年2月に日本を訪れた中国人が71万6400人に達し、台湾人や香港人まで含めて見てみれば「2月の訪日外客数の約半分が中華系」であったとし、ここからも中国人や台湾人、香港人が日本という渡航先をいかに好んでいるかが良く分かると指摘した。

 さらに、中国国内で売られているものより質の高い製品が何でも買えるのも人気の理由であり、中国にいる友人や親戚の前で「日本で購入したもの」を見せびらかす事は非常にメンツの立つことなのだと伝える一方、日本旅行が人気なのは買い物だけが理由ではないとし、中国人は日本文化や日本の風土を体験したいと願っているのだと指摘した。

 また記事は、一般の中国人だけでなく、芸能人たちもこぞって訪日していることに対し、中国のネット上では訝る声が存在するのは事実だとしながらも、いくらネット上で中国人の訪日を批判しても、増加し続ける訪日中国人客の足取りを止めることはできないと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)