11日放送、日本テレビ「シューイチ」では、プロ野球解説者の山本昌氏が、中日ドラゴンズの後輩となった松坂大輔に言及。復活が期待される「平成の怪物」を高く評価した。

キャンプ初日から松坂をチェックしているという山本氏は、ここまで「至って順調」とコメント。腕の回し方が昨季までと「全然違う」とし、かつての回し方に近くなってきていると指摘した。痛みや怖さから逃げる昨年までの悪いクセがだいぶ直ってきており、「かなり良くなっている」という。

ただ、開幕ローテーション入りについては、近年はまともに投げられなかったため、「今の状態なら必ず通用する」としつつ、じっくり進めていきたいところだと指摘。ただ、開幕からというチーム事情もあり、「悩ましいところ」と続けた。

最大の注目は、やはり松坂が何勝できるかという点だ。山本氏は「故障さえなければ、あれだけの技術持っているピッチャーですから、1つ勝ったら5つくらいはいくと思います。そして5勝までいったら、二桁勝っても不思議じゃない。それくらいの回復具合」と述べた。

ストレートも全盛期とは違うが、春の時点で145キロ近く出ており、夏場なら3キロほど増すはずと期待を寄せた山本氏。自身は50歳まで現役を続けただけに、37歳の松坂に「まだまだいけます」と発破をかけた。