羽生結弦【写真:Getty Images】

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冬季競技に馴染みが薄いインドでも報道

 平昌五輪フィギュアスケート男子シングルで66年ぶりの連覇を果たした羽生結弦(ANA)。世界各国で集まる称賛の声は冬季競技と馴染みの薄い国にまで波及し、陸上の100、200メートル世界記録保持者、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)に例えて偉業を伝えている。

「アイス・プリンス 日本の五輪選手、ユヅル・ハニュウはフィギュアスケート界のウサイン・ボルトかもしれない」。こう特集したのは、インド地元紙「タイムズ・オブ・インディア」だった。

 記事では右足首の故障を乗り越え、金メダルを獲得した男について「ハニュウは日本のレジェンドだ。彼のファンは拡大の一途をたどっている」と人気の波及を伝えている。

 陰陽師をモチーフにした「SEIMEI」を演じ切り、世界のファンを魅了。「享受している全ての愛情に彼は相応しい。彼は氷上のマエストロ。滲み出る優雅さ、ライバルが熱望する完璧さを湛えている。この全てが少年らしい魅力、謙虚な態度を補填し、パーフェクトな完成品たらしめているのだ」と評している。

陸上界のレジェンドに例えて称賛「ウサイン・ボルトと同格に位置」

 冬季競技が盛んではないインド。記事では「これで羽生はジャマイカのスプリンター、ウサイン・ボルトのようなスポーツ界のレジェンドと同じカテゴリーに位置することになるかもしれない」と陸上界のレジェンドに例えて報じている。

 欧米諸国のみならず、各国で注目の的になっている羽生。当然、競技の認知度拡大にも大きく貢献しているだろう。それだけ、フィギュア界に打ち立てた金字塔は、影響力が大きかったようだ。(THE ANSWER編集部)