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最近、ソーシャルマッチングアプリ「Tinder(ティンダー)」の利用率が急上昇しているエリアがあります。――現在冬季オリンピックが開催されている韓国・平昌(ピョンチャン)エリアです。

Tinderが2018年2月13日に発表した調査結果によると、同エリアでの利用率はオリンピック開催前と比較して348%も増えたというのです。

マッチ数は644%増加

Tinderは画面に表示される相手の写真を見て「いいな」と思ったら右にスワイプ、「パス」と思ったら左にスワイプするだけ。双方が右にスワイプしたら見事マッチ成立、メッセージのやりとりができるようになるという手軽さが魅力のソーシャルアプリです。すでに190か国で利用されていて、毎日2600万のマッチが成立しているそうです。

今回Tinderはピョンチャン五輪に合わせ、2月に入ってから同エリアでのアプリ利用に関する調査を実施。その結果、全体的な利用率はオリンピック開催前と比較して348%増加し、右スワイプ(LIKE)は565%、マッチ数は644%も増加したことが分かったというのです。五輪の熱狂の最中、いたるところで新たな出会いが生まれているというわけです。

Tinderはオリンピック期間中、選手村にいるアスリートらに向けて有料会員機能「Tinder Gold」を無料開放しているのだそう。そうした試みもあり、「選手村のユーザーは続々と右スワイプしている」(Tinder広報)といいます。

選手村にいる憧れのアスリートとメッセージのやりとりができるようになるかもしれない――。そんなことを夢見る人も少なくないのか、有料機能の1つである「パスポート機能」を使ってピョンチャンに位置情報を設定するユーザーも急増。

通常Tinderは、自分の現在地から最大160km先の相手までしか表示されないようになっていますが、パスポート機能を使うと現在地以外のロケーションを位置情報に設定することが可能になるのです。ピョンチャンにおけるパスポート機能利用者の増加率は1850%というから驚き。国別ではアメリカ、スウェーデン、イギリスの順で多かったそうです。