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俳優の竹野内豊(46)が、9月8日スタートのNHKドラマ『この声をきみに』(総合/毎週金曜22:00〜/48分・全8回)で主演を務めることが21日、発表された。竹野内にとっては、NHK初主演ドラマとなる。

演じるのは、大学で数学を教える46歳・穂波孝。偏屈な性格で話すことが苦手なことから学生からの人気はなく、妻・奈緒(ミムラ)は愛想を尽かして子供と出ていってしまう。ある日、学部長から「話し方教室」に行くよう命じられた孝は、講師の江崎京子(麻生久美子)と出会う。反りが合わずに険悪ムードの2人だったが、数日後、町外れにある小さな朗読教室で再会する。

「最初にこの台本をいただいた時、人生をやり直すことはできないけれど、『これからの人生を変えることは誰しもができる!』と感じました」という竹野内。「孝は『朗読』をきっかけに、その1歩を踏み出すことになるのですが、この作品も、変わりたいと願うすべての方たちが新しい1歩を踏み出せるよう、背中をそっと押せるような存在になれたらと思います」と本作に込めた思いを語り、「自分も、この作品を乗り越えることで、新しい1歩を踏み出して行けたらと思います」と決意を新たにした。

本作は、NHK連続テレビ小説『あさが来た』などを手掛けた大森美香氏が脚本を担当。「母がずっと朗読ボランティアをしており、私自身も聞くことが大好きだったのもあって、《朗読》はいつか描いてみたいと願っていたテーマでした」ときっかけを説明し、「SNSなどの普及によって声なしに意志のやりとりをすることが当たり前になった今だからこそ、誰かの声を聞くことでふいに心が緩まったり、胸が高鳴ったり、涙が出たり、そんな感覚を新鮮に味わえるような気がしています」と語る。

撮影は7月中旬から10月初旬まで、都内と関東近郊にて行われる。竹野内のほか、麻生久美子、ミムラ、堀内敬子、松岡充、大原櫻子、趣里、戸塚祥太、永瀬匡、平泉成、仁科亜季子、片桐はいり、杉本哲太、柴田恭兵らが出演。大森氏は、「美しい声の方ばかりが集まってくださいました」と喜びのコメントを寄せている。