懐かしい味わいのなかに、この店ごとのこだわりが光る逸品ぞろい!

美しくこんがりと焼き上げられた表面に、バターとメープルシロップをたっぷりかけて頬張るホットケーキ。

生クリームが山盛りな今時のパンケーキじゃなく、そんなシンプルな味がどうしても食べたくなることがないだろうか?

そんな時に訪れたい絶品ホットケーキを提供する名店を紹介しよう。



ボリューム満点の「ホットケーキ」(¥2,268/2枚に飲み物付き、¥1,512/1枚に飲み物付き ※税込)
ボリュームに驚嘆!均一な美しい焼き目も目を引く『ウエスト 青山ガーデン』

こちらは老舗カフェだが、このホットケーキの誕生は最近のこと。「郷愁を感じるようなホットケーキが食べたい」というお客様の声から、2008年に提供がスタートした。

テーブルに運ばれてきた瞬間に目に飛び込むのは、そのボリューム感。直径18cm、厚さ約2cmという大きさ。そしてなんと言っても均一な焼き目が美しい。

この秀麗な焼き色は、ガスではなくじっくり火入れできるIHヒーターを使用し生み出される。2枚注文が入っても同時に焼き上げるために6機も使用するという。



ふわふわの生地にバターとメープルをたっぷりかけて召し上がれ
蒸し焼き行程でふわふわ食感を生む

バターとメープルシロップをかけて、いざナイフ入刀!ナイフを入れると、表面はサクッとしていながら、中へ入ればふんわり。その心地よさにどんどんと食べ進められてしまう。

そのふんわりとした食感を生むのは、焼きの工程のなかでフライパンに蓋をして、蒸し焼きにしているからだという。

フワッとした食感のなかに、しっとりとした口当たりも残るのは、この工程のおかげだ。



卵の多さを物語る黄色い断面も美しい
味も絶品!こだわりが生むおいしさの理由

食感も印象的だがクリーミーな後味も負けてはいない。水は一切使用せず、牛乳と生クリームのみという贅沢さがこの味を生み出している。

また、卵も1枚あたり1個ぶんたっぷり使用。ダマがなくなるまでしっかり混ぜるのも大切だと語る。

ボリュームに圧倒されるものの、どんどん食べ進められるのは老舗洋菓子ならではの丁寧な仕事のたまものだと言える。


こんなに分厚いけど、ぺろりと行けちゃうんです!



ホットケーキとの相性も抜群の「みじんこオリジナルブレンド」(500円)は、3種類から好みの味を選べる
銅板で丁寧に焼き上げたパーフェクトな美しさ!『自家焙煎珈琲みじんこ』

スペシャルティ珈琲を自家焙煎で提供する『自家焙煎珈琲みじんこ』。珈琲に合う食事にこだわり、シンプルでありながらビジュアルでインパクトを持たせたいと、考案したメニューが揃う。

なかでも14時入店から注文可能となる「ホットケーキ」が人気で、SNSでも話題を集めている。

まず目を惹くのは、その美しい焼き目。銅板で丁寧に焼き上げることで生み出される均一な焼き色は、完璧な美しさで食べるのがもったいないほど。



カナダ産のピュアなメープルシロップを使用
バターの香りとふんわり食感が堪らない

まずはそのままひと口頬張ると、バターの香りが一気に口に広がる。これは焼く前の生地にもバターを混ぜ込んでいること、そして焼き上がった直後に溶かしバターを表面に塗っていることで生み出されている。

熱々の状態で、バターを塗ることで生地にしっかりとバターの風味が立ち、一層美味しくいただけるという。メープルシロップはお好みで。

また、ふわふわとした食感も特徴だ。生地にヨーグルトを混ぜることと、空気を含ませながら丁寧に生地を混ぜていくことがポイント。



ホットケーキは、厚さ約3僉直径10僂2枚でもペロリと食べきれる
一番美味しい状態で提供するための工夫

「ホットケーキ」はオーダーが入ってから生地を混ぜ合わせ焼き上げるため、注文から提供まで20分ほどを要する。

これはなるべく一番美味しい状態のホットケーキを味わって欲しいという『自家焙煎珈琲みじんこ』のこだわりでもある。

クセがなく誰でも飲みやすい味をイメージしてブレンドされた「みじんこオリジナルブレンド」を楽しみながらホットケーキの完成を待とう。


これぞ王道!万惣系ホットケーキといえばここ!



「ホットケーキ(プレーン)」(650円)※1人前2枚 シロップ付き
老舗の味を継承!あの味にまた会える!『ホットケーキパーラーFru-Full(フルフル)』

赤坂にあるホットケーキパーラー『ホットケーキパーラーFru-Full(フルフル)』は、2012年3月に惜しまれつつ閉店した老舗『万惣フルーツパーラー』の味を継承するお店である。

同店がオープンしたのは、2013年4月。幅広い世代に親しまれてきた『万惣フルーツパーラー』の味を、守り続けたいという想いから誕生したお店だ。



ホットケーキが焼き上がるまでには10〜15分ほどかかる。1枚200円で追加も可能だ

同店を訪れたら、ぜひ「ホットケーキ」を食べてみて欲しい。どこか懐かしくホッとする優しい味わいが楽しめるだろう。

銅板で焼き上げるホットケーキは、その焼き目の美しさも特徴だ。上質な小麦、通常よりも多めに使用する卵など、生地の配合は万惣時代のものをそのまま継承している。

また、自家製のシロップも独特な味わいで、ホットケーキの味をしっかりと引き立ててくれる。



平日でも客足が絶えることなく満席になることも多いという

同店のもうひとつの名物「フルーツサンド」も必食。

動物性と植物性の生クリームをブレンドした、甘さひかえめのクリームに、ハワイ産パパイヤ、キウイ、イチゴ(紅ほっぺ※時季により異なる)、エクアドル産バナナが整然と並ぶ様子は、一度見たら忘れられない美しさだ。

今日はちょっと懐かしい甘さにおぼれたい!そんな日にこそ訪れて欲しい名店である。


最強のふわっふわの厚焼き系ならココ!



「特製厚焼きパンケーキ」(ダブル1600円)
迫力満点の極厚パンケーキ!『uzna omom b one(ウズナ オムオム ビー ワン)』

『uzna omom b one(ウズナ オムオム ビー ワン)』では、名称はパンケーキだが、トッピングはメープルシロップとバターのみという味わいがどこか懐かしい。

厚さ約5僂離僖鵐院璽はその見た目だけでなく、味も抜群。「厚いと食べ飽きちゃうのでは……?」と不安がよぎるかも知れないが、心配は無用だ。

最後までペロリと完食できてしまう。その不思議なおいしさと、こだわりの製法をオーナー・門崎杏子氏に伺った。



まずはそのまま生地のみを味わい、好みでメープルシロップをかけよう
目指したのは「絵本のようなパンケーキ」

この「特製厚焼きパンケーキ」の開発期間はなんと8カ月にも及んだそう。「絵本に出てくるようなパンケーキを作りたいと思っていました。」とオーナーは当時を振り返る。

どのようにこの厚さ、そして飽きのこない味をうみだしているのかが気になるところ。材料は卵、砂糖、北海道産小麦粉、牛乳、バター、生クリーム、メープルシロップというシンプルなものであるが、その製法にはかなりのこだわりが秘められていた。

一番のポイントは、厚みを出すために1枚に対して卵2個分の全卵を泡立てたメレンゲを使っているところだ。卵白のみではなく全卵で泡立てることにより卵の風味が活きるのだという。



美しい断面の色が卵の含有率の多さを物語る
焼き上がりを待つ価値は絶対あり!

注文してから20分ほど時間を要するのにも訳がある。それは注文が入ってから、生地を作り、焼きあげているからだ。卵を泡立てる工程を要するため、生地の作り置きができないのである。

実際に食べてみると、卵の風味もさることながら北海道産小麦の上質な香りも楽しむことができる。

生クリームのみをひたすらカクハンし、味付けとして塩を入れるというカラダにも優しい自家製バターも、パンケーキの味を引き立ててくれている。