日本の医療業界が抱えている問題の一つに“医師不足”がある。日本の人口に対しての医師の数はOECD(経済協力開発機構)加盟国の中でも平均以下で、対策が急務となっている。しかし、その医師不足は、医療業界の中に格差を作りつつあるという。産婦人科医や小児科医の不足はニュースでも聞いたことがあるだろうが、「病理医」の不足は医療業界に携わる人以外はなかなか耳にしないはずだ。実はこの「病理医」、患者と接する