前回、アンカリング効果の力を踏まえると、売り手側が、価格交渉を有利に進めたければ、「ふっかけた方が得」ということをお話しました。では、買い手側が、売り手のこうした策略を避けるためにはどうしたらいいでしょうか?最初に相手が提示してきた金額が、とんでもないものだったら、具体交渉に入らず、いったん席を立って時間を置き、改めて再交渉を行うのが正解。なぜなら、ありえない金額だとわかっていても、提示された金額