全国で上映中の映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は、耳のきこえない両親のもとに生まれた、きこえる少年(吉沢亮)の実話が原作で、親子の絆を描いた、しみじみと心揺らす物語だ。その少年の母親役を演じたのが、ろう者の女優である忍足亜希子だ。25年のキャリアがある忍足が、これまでの軌跡を振り返る。【前後編の後編。前編を読む】 【写真】結婚式を挙げる忍足亜希子。他、手話で説明する忍足亜希子、幼少時代の忍