今年に入り「世界のオザワ」小澤征爾が亡くなり、今年いっぱいで井上道義は引退するという。昨年は、最年長指揮者の外山雄三に続き、飯守泰次郎も亡くなった。巨匠クラスの指揮者が次々と鬼籍に入る一方で、若手指揮者の台頭も目覚ましい。指揮者界の新旧交代が進む中、注目したいのが松本宗利音(まつもと しゅうりひと)だ。関西で絶対的な人気を誇る大阪フィルハーモニー交響楽団をここ数年、頻繁に指揮している若