工藤一彦氏は5年目、OP戦で好調も開幕2軍スタート…決意を固めた“タイムリミット”を設定していた。元阪神投手の工藤一彦氏はプロ5年目の1979年から1軍に定着した。“江川事件”で巨人から移籍した小林繁投手との出会いを生かし、少ないチャンスをものにしたが、それは同時に腹を括って臨んだ結果でもあった。「5年目は5月20日までに1軍に上がれなかったら、俺の野球人生終わりと決めていた」。その日は工藤氏の23歳の誕生日で、1