鳥取駅北口。鳥取市は同駅周辺を中心拠点に「コンパクトシティ」を目指す(筆者撮影)2022年4月のJR西日本による「ローカル線に関する課題認識と情報開示について」と題した公表は、ローカル線の厳しい状況を事業者自らが露わにしたという点で衝撃的だった。それまでもJRか否かを問わず、ローカル線の運営が厳しいことは伝わってきたが、このときは輸送密度(1km当たりの1日平均利用者数)が2000人未満の線区という具体的な数字を