一時1ドル=147円後半に達し、財務省も牽制発言(編集部撮影)対ドルで円安が進み、断続的に年初来安値を更新している。その要因は1つではないが、円相場を考える上ではやはり、最近の貿易収支を取り巻く不穏な環境は気になるところだ。年初来、日本の貿易収支は「昨年よりはマシ」という通念の下、「需給環境の改善が円安相場のピークアウトに寄与する」という見方があった。昨年来、円安見通しを続けてきた筆者ですら、貿易収支