(写真: Fast&Slow/PIXTA)現在の高校生や大学生に論理文「p⇒q」の否定文を尋ねると、「p⇒[qでない]」だと思っている者が非常に多くいる。これの正解は「pかつ[qでない]」である。実際、1970年代の高校「数学I」の教科書には以下のような詳しい解説があるが、現在の教科書にはない。「p⇒(ならば)q」は、pが真でqが偽のときに限って偽である。また、その説明のために、次の説明が準備として書いてある。「天気がよい