10日の債券市場で、先物中心限月6月限は下落。米債券安の影響から売りが先行し、その後は今晩に行われる日銀新総裁の就任会見を控え模様眺めムードが広がった。 前週末7日に発表された注目の米3月雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月から23万6000人の増加とほぼ市場予想通りだった一方、失業率は3.5%と市場予想(3.6%)に比べて強い内容となった。これを受けた同日の米市場では景気減速懸念が