2014年9月、ニューヨーク。錦織圭が全米オープン準決勝で世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破り、祝福の拍手を浴びながら青空の下で飛び跳ね喜びを爆発させたあの日から、8年の時が過ぎた。錦織と反対側のドローを駆けあがってきたのは、準決勝でロジャー・フェデラー(スイス)を破ったマリン・チリッチ(クロアチア)。錦織、当時24歳。ジュニア時代からのライバルであるチリッチは、一歳年長の25歳。輝かし