「うちの妻は会社のことよく知らないから、大丈夫なんです」。ある金融機関に勤める管理職の男性(40代)は、毎月の給与から一定額を、妻が知らない「隠し口座」に入れるようにしている。罪悪感もありつつ、勤務先から認められた手法として続けている。始めたのは数年前から。給与の上がり方が鈍くなった一方で、飲み会などで部下におごる機会は増えた。ランチ代を節約しても、もともとの小遣いだけではやりくりは厳しい。子どもの